ケイト・ヒューイット/堺谷ますみ 2件 人気順 新着順 ギリシア富豪と契約妻の約束 ケイト・ヒューイット/堺谷ますみ 愛してくれない人に、愛しているとは伝えられない。 NYの一流ホテルで開かれた実業界トップのパーティで、ラーナはギリシア系大富豪の夫クリストス・ディアコスを捜していた。クリストスとは結婚して3年になるが、一緒に住んだことも、ベッドを共にしたことも、キスしたことさえもない。じつのところ、夫のことはろくに知らなかった。独身でいると望まぬ相手から誘われるのが煩わしくて、既婚者の身分がお互いにとって好都合という理由で便宜結婚したのだ。でも今夜、ラーナは彼にどうしても伝えたいことがあった――“あなたの赤ちゃんが欲しい”と。 病のせいで、彼女にはあと3カ月しか時間が残されていないのだった……。 ■ラーナは夫に体外受精を提案し、子育てもすべて自分一人で責任を持つからあなたに迷惑はかけないと伝えます。ところが彼は意外なことに、子供を作るなら昔ながらのやり方で、二人一緒に住んで一緒に子育てをするならば、という条件を提示してきて……。 671円 王と花摘みの花嫁 ケイト・ヒューイット/堺谷ますみ 愛のかけらもない結婚。それでも私は、彼の真心が欲しい。 生まれながらに次期国王の許嫁と決められたジョハラは、父によって適齢期までフランスの片田舎に幽閉されて育った。そしてついに、王位継承者アジムとの対面のときがやってきた。ところが彼は挨拶すらせず、結婚式は1週間後と宣言するばかり。こんなに冷たい人と、生涯をともにするなんて……。恐怖のあまり、ジョハラはフランスへと逃げ帰ってしまう。行くあてもなく、街をさまよったすえにたどり着いたカフェでウェイトレスの職を得たジョハラは、すぐにそこが売春宿だと知る。汚い男の手が伸び、万事休す――そのとき、深みのある声が響いた。「手を離せ。売約済だ」威厳あるアジムの姿が、そこにあった。 ■ヒロインの心情をしっとり描いて人気のケイト・ヒューイットが、政略結婚の物語を描きました。冷淡で、妻に無関心な次期国王の夫。心を開いてほしくて、けなげに振る舞う苦労人ヒロインが印象的です。好評をいただいた『まぼろしのローマ』の関連作でもあります。 660円 1 TOP 電子書籍(本・小説) ケイト・ヒューイット/堺谷ますみ