レベッカ・ソルニット/ハーン小路恭子 2件 人気順 新着順 わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い レベッカ・ソルニット/ハーン小路恭子 ヴァージニア・ウルフについて講演をしたあとのこと。 ある男がこう言った。「ウルフは子どもを産むべきだったと思いますか?」 女性の社会進出が進み、ライフスタイルがどんなに多様化しても、 わたしたちは何度でも何度でも脱力するような問いにさらされて生きている。 さまざまなかたちの暴力を受け、沈黙することを強いられつづけている。 SNSでは声を封じるためのあらゆる嫌がらせと脅しがぶつけられ、 レイプを始めとする性暴力やドメスティック・バイオレンスは一向に減ることがない。 人魚姫は地上で暮らすかわりに声を奪われるお話しだし、 「STAR WARS」三部作でレイア姫以外の女性が話すシーンはわずか63秒間に過ぎず、 女性たちを固定観念に閉じ込める物語は、進化をめぐる科学にまで浸透している。 男と女をめぐるいびつな権力構造をあばき、 辛辣に、ときにユーモラスに、すべてのひとに力を与える傑作エッセイ。 2,310円 説教したがる男たち レベッカ・ソルニット/ハーン小路恭子 相手が女性と見るや、講釈を垂れたがる男たち。そんなオヤジたちがどこにでもいること自体が、女性たちが強いられている沈黙、世界の圧倒的な不公正そのものだ。今や辞書にも載っている「マンスプレイニング(manとexplainの合成語)」を世に広め、#MeTooへと続く大きなうねりを準備するきっかけのひとつとなったソルニットの傑作、待望の邦訳! 女性は日々、戦争を経験している。 どんなに頑張っても、話すこともできず、自分のいうことを聞いてもらおうとすることさえ、ままならない。 ここはお前たちの居場所ではない。 男たちは根拠のない自信過剰で、そう女性を沈黙に追い込む。 ソルニット自身がその著者とも知らず、「今年出た、とても重要な本を知っているかね」と話しかけた男。 彼にそんな態度を取らせている背景には、男女のあいだの、世界の深い裂け目がある。 性暴力やドメスティック・バイオレンスは蔓延し、それでいて、加害者の圧倒的割合が男性であることには触れられない。 女性たちの口をつぐませ、ときに死に追いやる暴力の構造をあばき出し、 想像力と言葉を武器に、立ち上がる勇気を与える希望の書。 2,640円 1 TOP 電子書籍(本・小説) レベッカ・ソルニット/ハーン小路恭子