鹿島田真希 9件 人気順 新着順 ゼロの王国(上) 鹿島田真希 宛名書きのアルバイトで生計を立てる吉田青年は、滑稽なまでに心が清く純粋だ。ある日彼は、人々から軽蔑されたいと願う美少女・佐藤ユキに出会う。ユキは不幸になるため、美しく穏やかな青年医師・小森谷からのプロポーズを受けるのだと吉田青年に話す。ひとつの恋のすれ違いが生む、めくるめく会話劇。芥川賞・三島賞・野間文芸新人賞受賞作家の最高傑作。(講談社文庫) 817円 来たれ、野球部 鹿島田真希 頭脳、運動神経、容姿、全て完璧な喜多義孝。学園のエースが恋したのは、幼馴染の「可もなく不可もない」女子高生・宮村奈緒。喜多の激しい告白を拒んでいた奈緒だが、彼がずっと抱えていた孤独を知り、想いを受け入れる。二人が付き合い始めた矢先、喜多は自殺した少女の日記を読み、精神を侵されていき――。芥川賞作家・鹿島田真希が描く、純粋ゆえに危うい青春文学。 726円 ゼロの王国(下) 鹿島田真希 愚かなまでに清い吉田青年の純粋さに憧れる人々は、彼を中心にしたサークル活動を開始。平等な社会の実現を目指し、誰もが憎しみや貧困から逃れられるという「繰り返しの作業」に没頭する。一方、不幸せな結婚に向かうユキに惹かれる吉田青年は心を襲う初めての感情に戸惑う。“聖なる愚か者”の恋のゆくえは。芥川賞・三島賞・野間文芸新人賞受賞作家の最高傑作。(講談社文庫) 817円 一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する 鹿島田真希 「天・地・チョコレート」「聖メリーゴーラウンド」「この世の果てでのキャンプ」「エデンの娼婦」「一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する」――“楽園”を追われた子供たちが辿る魂の放浪とは?連載時より各紙誌で絶賛された、芥川賞作家による連作小説。「子供たちの姿が羽虫のようにはかなく、もの悲しい」と、津島佑子氏が絶賛した、奇蹟をめぐる5つの“聖なる愚者の物語”。 660円 選ばれし壊れ屋たち 鹿島田真希 壊れても生き続けろ 新人作家の三崎小夜は、次回作が書けずに悩んでいた。 担当編集者からの宿題は、なぜかBL小説を読むことだった。 自称クリエイターの元彼。自意識過少な恋に熱き先輩。自我崩壊気味な人気漫画家。 ちょと壊れた周囲の人たちに翻弄されながら、戦う快楽に目覚めるまでの成長物語。 1,425円 黄金の猿 鹿島田真希 森の中にある瀟洒なホテルのバー「黄金の猿」に集う男と女。新婚の夫婦、兄と妹、愛人たちに囲まれる退廃的な女、物欲しげな男たち。裏の林を夜毎に若い女が歌い、徘徊する。激しくぶつかり、やがて溶け合う思弁と肉体の蠢き。繰り広げられる愛と性についての妖しい対話──。男女の心の襞を磨き抜かれた言葉で描く「黄金の猿」3部作をはじめ、珠玉の全4編を収録。いま最もスリリングな日本語の使い手による、日本文学の最前線。 586円 少女のための秘密の聖書 鹿島田真希 楽園を追放されたアダムとエヴァ、兄弟殺しのカインとアベル、ノアの箱舟、神に滅ぼされた悪徳の町・ソドムとゴモラ、父と娘が子をなすロトとその娘――少女がお兄さんに誘われて扉を開いたのは近親相姦、殺人、男色、何でもありの世にも奇妙な聖なる書物。鬼才の芥川賞作家が描く、残酷でみだらで魅惑的な旧約聖書の世界。 1,408円 ハルモニア 鹿島田真希 きみはぼんやりしているぼくを押し倒して唇を寄せてくる。このセックスはスケルツォみたいだな、とぼくは思う──スラブ系の血をひく天才美少女、その才能を誰よりも理解し、自由を受け入れる優しい青年。作曲家志望の二人と個性豊かな友人たちの恋と友情。音楽の秘密を探し、新しい音楽を作るのに必要なものは何かを問う表題作に最新短編を併録。 1,232円 冥土めぐり 鹿島田真希 子供の頃、家族で行った海に臨むホテル。そこは母親にとって、一族の栄華を象徴する特別な場所だった。今も過去を忘れようとしない残酷な母と弟から逃れ、太一と結婚した奈津子は、久々に思い出の地を訪ねてみる…。車椅子の夫とめぐる“失われた時”への旅を通して、家族の歴史を生き直す奈津子を描く、感動の芥川賞受賞作。 539円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 鹿島田真希