佐藤賢一 48件 人気順 新着順 王妃の離婚 佐藤賢一 1498年フランス。時の王ルイ12世が王妃ジャンヌに対して起こした離婚訴訟は、王の思惑通りに進むかと思われた。が、零落した中年弁護士フランソワは裁判のあまりの不正に憤り、ついに窮地の王妃の弁護に立ち上がる。かつてパリ大学法学部にその人ありと謳われた青春を取り戻すために。正義と誇りと、そして愛のために。手に汗握る中世版法廷サスペンス。第121回直木賞受賞の傑作西洋歴史小説。 660円 テンプル騎士団 佐藤賢一 12世紀初頭に誕生した「テンプル騎士団」は、もともとエルサレム巡礼に向かう人々の保護のために設立された。しかしその後、軍事力、政治力、経済力すべてを持ち合わせた超国家組織に変貌を遂げる。彼らは、後世に影響を与えた数々の画期的な制度(管区、支部といった巨大ネットワークを張り巡らせる組織作り、指揮命令系統の明確な自前の常備軍、銀行業の始まりともいわれる財務管理システムなど)を形成した。西洋歴史小説の第一人者が、その成立過程から悲劇的結末までの200年にわたる興亡を鮮やかに描き出す。 【目次】はじめに/第一部 テンプル騎士団事件――前編/第二部 テンプル騎士団とは何か/第三部 テンプル騎士団事件――後編/おわりに/参考文献 891円 ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ 佐藤賢一 旧幕府軍とともに戊辰戦争を戦い、映画「ラストサムライ」のモデルになった男・ブリュネ! 幕末、日本に軍事顧問としてやってきていたフランス陸軍士官、ジュール・ブリュネ。いわゆるお雇い外国人だった彼は、徳川幕府の精鋭部隊、伝習隊の指導にあたっていた。 大政奉還が行われ、江戸幕府の終焉とともにブリュネらも解任されるが、このあと明治新政府軍と旧幕府軍の衝突があることを知った彼は、日本に残り、自らが育てた伝習隊を指揮して新政府軍と戦うことを決心する。 陸軍士官を辞任するという手紙を残し、土方歳三、榎本武揚、大鳥圭介らとともに箱館に向かうブリュネ。彼を動かしたのは、土方歳三や伝習隊の教え子に教えられた、士道(エスプリ)だった。 後年、フランス陸軍官房長まで務め、日清戦争時の日本への貢献を認められて勲二等旭日瑞宝章を授けられた希代の軍人の精神を描いた感動大作。 解説:本郷和人 1,018円 英仏百年戦争 佐藤賢一 それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。それがなぜ、後世「英仏百年戦争と命名され、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクといった国民的英雄が創出されるにいたったのか。直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者の筆は、1337年から1453年にかけての錯綜する出来事をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと読者をいざなってくれる。【目次】序、シェークスピア症候群/前史 一、それはノルマン朝の成立か/二、それはプランタジネット朝の成立か/三、第一次百年戦争/本史 一、エドワード三世/二、プランタジネットの逆襲/三、王家存亡の危機/四、シャルル五世/五、幕間の悲喜劇/六、英仏二重王国の夢/七、救世主/八、最終決戦/後史 一、フランス王の天下統一/二、薔薇戦争/結、かくて英仏百年戦争になる 748円 王の逃亡 小説フランス革命 7 佐藤賢一 王家に味方してきたミラボーが病死し、議会工作の術を失った国王ルイ16世。王族の亡命に神経を尖らせるパリの民衆に、別荘行きを力づくで阻止され、にわかにパリ脱出を決意する。スウェーデン貴族フェルセンの協力で、王妃マリー・アントワネットと幼い王子、王女とともに、真夜中のテュイルリ宮から抜け出すが、逃亡計画は次第にほころびはじめ…。国王一家の運命や、いかに。緊迫の第7巻。 440円 革命の終焉 小説フランス革命18 佐藤賢一 【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞】盟友デムーラン、ダントンらを処刑台に送り、喪失感に苛まれながらも革命の完成を目指すロベスピエール。最高存在の祭典でフランス人民がひとつになり、対外戦争でも大きな勝利を収めたが、行き過ぎた粛清が恐怖を呼び、公安委員会が分裂。ロベスピエールやサン・ジュストに逮捕状が――。革命は成ったのか。全てを懸けた男たちの運命は。毎日出版文化賞特別賞受賞の歴史巨編、ついに完結! 649円 議会の迷走 小説フランス革命 5 佐藤賢一 国王ルイ16世からの密使を受け、王家のために働く決意をしたミラボー。議会で熱弁をふるい、王妃マリー・アントワネットと対面するが、身体は病魔におかされつつあった。一方、教会改革を目指すタレイランの聖職者民事基本法は、僧侶たちの猛烈な反発にあい、難航。軍を掌握したラ・ファイエットが、議会でも影響力を強めてゆく。入り乱れる思惑、激化する権力闘争――革命の行方は? 波乱の第5巻。 440円 共和政の樹立 小説フランス革命12 佐藤賢一 1792年8月の蜂起で王権が停止され、国王一家はタンプル塔に幽閉された。パリの民衆は反革命の容疑者たちを次々に虐殺。街に暴力の嵐が吹き荒れ、立法議会に代わって国民公会が開幕すると、新人議員サン・ジュストの演説をきっかけに国王裁判が開かれることに。議員たちのさまざまな思惑が交錯する中、ついにルイ16世の死刑が確定し――。フランス王政の最期を描く、血塗られた第12巻。 594円 サン・キュロットの暴走 小説フランス革命13 佐藤賢一 【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞作】国王ルイ16世を断頭台に送り込み、共和政の道を歩み始めたフランス。しかし不況はとどまるところを知らず、対外戦争ではフランス包囲網が敷かれ戦況は暗転、国内ではヴァンデ県を発端に内乱が拡大する。国内外の脅威に無為無策ながら、政権を手放さないジロンド派がマラを告発したことで、マラを信奉するサン・キュロットら庶民の怒りが膨れ上がり――。民意が革命を暴走させる、第13巻。 638円 シスマの危機 小説フランス革命 6 佐藤賢一 聖職者民事基本法をめぐり、賛成派と反対派が激しく対立。フランスはシスマ(教会大分裂)の危機に直面し、推進者のタレイランは窮地に追い込まれていた。そんな中、ジャコバン・クラブ代表、国民議会議長と次々に就任し、政界を登りつめつつあったミラボーが、志半ばにして病に倒れる。一度は決別したロベスピエールに、ミラボーが遺した最期の言葉とは――。巨星、墜つ。喪失の第6巻。 440円 ジャコバン派の独裁 小説フランス革命14 佐藤賢一 【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞作】国内外の危機を放置し、革命を停滞させるジロンド派の排除を決意したロベスピエール。ジャコバン派を率いて議会で攻勢をかける一方で、パリの市民にも蜂起を呼びかける。新聞「デュシェーヌ親爺」を発行し、庶民に絶大な人気を誇るエベールの働きもあり、パリは三度目の蜂起に突入。ジロンド派の追放を叫ぶ民衆が、議会に押し寄せ――。フランスが一党独裁への道を走り始める、怒涛の第14巻。 638円 粛清の嵐 小説フランス革命15 佐藤賢一 【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞作】ジャコバン派の中心人物の一人で、大衆から熱狂的な支持を受けるマラが暗殺された。マラの後継者を自任するエベールが勢いを増す中、サン・ジュストら同志からジャコバン派の強力な指導者となることを求められたロベスピエールは、公安委員会に加入して恐怖政治を敷き始める。元王妃マリー・アントワネットやジロンド派の面々が断頭台へ送られ――。フランスに粛清の嵐が吹き荒れる、第15巻。 649円 戦争の足音 小説フランス革命9 佐藤賢一 フイヤン派による弾圧で無実の人々が殺され、怒りに燃えるロベスピエール。そんな中、ついに憲法が制定され、改選議員による立法議会が開幕した。フランスの政治は新たな段階に入ったかに見えたが、諸外国からの革命に対する圧力は増し、その脅威に対抗すべく戦争を望む声が国内で高まってゆく。不穏な空気の中、ロベスピエールが取った道は。フランス再生はかなうのか? 革命が岐路に立つ、第9巻。 440円 ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10 佐藤賢一 1792年。憲法が制定され立法議会も開かれたフランスだったが、さらなる凶作と物価の高騰に民衆はいまだ飢え、苦しんでいた。そんな中、失墜した王家の威信を取り戻したいルイ16世は、国民の不満を国外に向けるため他国との戦争を望むジロンド派の面々を起用し、開戦内閣を組織する。反戦を主張するロベスピエールの抵抗もむなしく、フランスはついに戦争を開始し――。歴史巨編、新章突入! 638円 聖者の戦い 小説フランス革命 4 佐藤賢一 パリの女たちにヴェルサイユから連れ去られた国王一家を追って、議会もパリへ。オータン司教タレイランの発案で、国の財政危機を救うため、聖職者の資産の国有化が検討され始める。自らも高位聖職者でありながら、議会制度の破壊を進めるタレイランの野望とは? 一方、革命とともに歩んできたミラボーとロベスピエールは、目指す理想の違いから袂を分かつことに…。革命が深化する、第4巻。 440円 ダントン派の処刑 小説フランス革命17 佐藤賢一 【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞】ジャコバン派の独裁を完成させるべく、エベール派を処刑したロベスピエールは、革命当初からの盟友・デムーランやダントンらをも断頭台へ送ろうとする。デムーランの妻リュシルは、逮捕された夫を救おうとロベスピエールに哀訴するが、彼の口から思いもかけない激しい言葉が吐き出され――。共に理想を追い闘ってきた男たちの道は、どこで分かたれてしまったのか。非情なる別れ、慟哭の第17巻。 671円 徳の政治 小説フランス革命16 佐藤賢一 【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞作】公安委員会に加入したロベスピエールは、共和国フランスを幸福に導くには徳が必要であり、徳を実行するためには恐怖が不可欠であるとして、いっそう強力に恐怖政治を推し進めていた。一方、激しい政争の末、劣勢に追い込まれたエベール派は、公安委員会を倒すべく蜂起を企てるが、あえなく失敗。行く手には革命広場の断頭台が――。革命は理想郷を実現できるのか。苛烈さを増す、第16巻。 638円 バスティーユの陥落 小説フランス革命 3 佐藤賢一 弁護士デムーランの扇動で起ち上がったパリ市民。暴動は一気に燃え広がり、圧政の象徴、バスティーユ要塞を陥落させた。さらに、ミラボーの立ち回りによって、国王に革命と和解させることにも成功する。勝利に沸き立つ民衆だったが、食糧難と物価高は改善されず、暮らしは一向に楽にならない。再び不満を募らせた彼らがとった、大胆な手段とは――。歴史巨編、急展開の第3巻。 440円 八月の蜂起 小説フランス革命11 佐藤賢一 革命に圧力を加えようとする諸外国に宣戦布告したフランス。しかし戦場の兵士たちの士気は低く、緒戦に敗退。開戦を主張したジロンド派は窮地におちいる。敗戦の責任を王家に転嫁しようと民衆の蜂起を促すも、あえなく失敗。政局が混乱し革命が行き詰まりかけた時、フランスの未来を拓くために、ダントンが、デムーランが、再びパリを起ち上がらせる! 革命が大きく舵を切る、運命の第11巻。 616円 パリの蜂起 小説フランス革命 2 佐藤賢一 フランス全土が飢饉にあえぐ中、政治改革の意欲に燃えて全国三部会に乗り込んだミラボーとロベスピエール。しかし、僧侶と貴族の特権意識のせいで、議会は全く進まない。反発して国民会議を立ち上げた平民代表部会は、王の軍隊に威圧され、大衆に人気の平民大臣ネッケルも罷免された。たび重なる理不尽にパリの民衆が激怒、弁護士デムーランの演説に立ち上がる! 歴史巨編、動乱の第二巻。 440円 123 TOP 電子書籍(本・小説) 佐藤賢一 2ページ目