松本清張 160件 人気順 新着順 北一輝論 松本清張 二・二六事件に連って北一輝が刑死したのは昭和12年8月であった。以来、正体のつかめない「思想家」として様々な思想図式や議論にさらされてきた。ここに著者は、決定的ともいうべき、この人物についての論著を、周到な実証によって最も客観的な歴史論の立場から迫り達成した。 550円 熱い絹(上) 松本清張 自然の密室マレーシアのカメロン・ハイランドに忽然と消えたタイ・シルク王ジェームズ・ウイルバー。はたして事故か拉致されたのか、あるいは失踪か。この事件と軽井沢で起きた殺人事件との間に一つの接点が見出された時、謎は謎を呼び、劇的に進行していく。壮大なスケールで展開する巨匠渾身の推理大作。 880円 熱い絹(下) 松本清張 マレーシアの高原カメロン・ハイランドの密林に消えた大富豪。その謎を日本・マレーシアの両警察が追ううちに次々と起こる連続殺人。緊張をはらみつつ、事件は意外な結末へと一気に向かう。1967年に起きたタイ・シルク王「失踪」事件を背景に、雄大な構想でまとめあげられた本格長編推理完結。 836円 異変街道(上) 松本清張 幕府直轄の要衝、甲府勤番に役替されたばかりの鈴木栄吾が死んだ。死んだはずの栄吾に会ったという向両国水茶屋の主人が何者かに殺された。栄吾は生きている――、親友、銀之介は真相究明のため甲州街道を西へ馳る。そのあとを女が、そして岡っ引が、謎の影が追いかける。街道に異変がおきている――。 550円 異変街道(下) 松本清張 隠れ里、台里の秘儀。甲府勤番支配の山根伯耆守江戸屋敷と甲斐を結ぶ面妖な青日明神祠の点と線。絵馬に記された謎の符諜――。甲斐武田氏の隠された金脈をめぐる欲望が、人々を陰謀と殺戮へとみちびいたのか。栄吾の死をうたがう銀之介の目前で手がかりの糸はもつれ切断されて迷宮の深底へひきずりこむ。 555円 花氷 松本清張 不動産ブローカーの粕谷は、元愛人の登代子と銀行員坂本の仲に目をつけ詭計で支店長黒川を脅迫する。粕谷が狙う一攫千金の野望は国有地の払下げである。資金のメドのついた彼は、臆面もなく政界実力派の代議士に接近……。腐敗する政界裏面と、飽くことのない欲望に奔走する男の黒い構図を描く異色作。 836円 湖底の光芒 松本清張 遠沢加須子は、中部光学という夫の遺したレンズ製造会社を長野県の諏訪で経営している。親会社の倒産で苦境にたった時、手をさしのべて来たのは、ハイランド光学だった。親会社の横暴に泣く下請会社の悲哀と、加須子にのびる欲望の影、そして加須子の妹の情熱が一つの悲劇を呼ぶ……諏訪湖に沈む謎は何? 691円 殺人行おくのほそ道(上) 松本清張 銀座で洋装店を経営する美しい叔母は、倉田麻佐子の自慢だった。ある時、麻佐子は、叔母が叔父の山林を、無断で売ったことを知り愕然とする。叔母は何故お金に困っているのか? 秘かに謎を探る彼女は、山林売買の仲介をした海野が交通事故で死んだことを知る。その死は、連続殺人事件の第1弾だったのだ! 607円 殺人行おくのほそ道(下) 松本清張 叔母の周りの人々が次々と殺されていく……しかも、その土地が松尾芭蕉の『おくのほそ道』に由来している。麻佐子は、5年前、叔父と二人で旅した“おくのほそ道”と連続殺人の謎を解こうとして、やがて犯人と覚しき男を知る。しかし、その男もまた、殺されてしまうのだった。それでは真犯人はいったい……。 628円 新装版 彩色江戸切絵図 松本清張 退廃が翳を落とす江戸市井の片隅に、人知れず生きる男と女。色と欲、そして仮借ない世相が時にやりきれない犯罪を呼び起こす。残忍な手口で殺された乱暴者の遺体から、意外な犯罪のからくりと、その憐れな動機が浮き彫りになる「大黒屋」など、芳醇な情緒と狂おしい哀感を湛えた傑作時代ミステリー6編。 764円 新装版 紅刷り江戸噂 松本清張 変わり行く季節を愛し、四季折々の行事やしきたりを重んじた江戸市井の人々。平穏な世の死角で起きる惨事もまた、江戸の風習と無縁ではなかった。織物問屋主人急死の真相を暴く「七種粥(ななくさがゆ)」、絵職人の犯罪を描く「虎」など、色情が高じて忠義を忘れ、後戻り出来ない魔道に迷う人間の愚かしさを突いた時代推理の名品6編。 712円 棲息分布(上) 松本清張 戦後の混乱期に巨財を築いた社長が、愛人を通して政界実力者に接近。一方、その妻は若いツバメとの浮気に明け暮れる日々――地位と金と女、そして企業社会の底にはびこる謀略。またそこに乗じる虎視眈々の駆引。飽くなき欲望うずまく政財界の暗部を、時代を予見する作家の眼がとらえた興味つきない力作長編。 550円 棲息分布(下) 松本清張 手段はともあれ、ひとたび巨大な力を握れば、その力は雪ダルマ式に膨張する。政界実力者と結んだ社長は、その触手を着実に伸ばしていく――悪が人間社会をこともなげに通り過ぎたあとでは、もはや悪は悪でなくなるのだ! 現実世相のなまのすがたとありようを、巨匠松本清張が快調な筆致でえぐる長編。 550円 増上寺刃傷 松本清張 将軍家光の死に際し、殉死しなかった祖父と、遊里で横死した兄。この二つの屈辱感を払拭するため、永井尚長は傲慢にふるまっていたのだが……。自らの生を見誤った者たちを描く歴史短編集。 680円 天保図録1 松本清張 上意! 江戸城老中部屋に呼ばれた将軍家慶の側用人水野美濃守は、老中筆頭水野越前守忠邦から、突然の罷免を告げられた。その瞬間こそ天保の改革の幕あけだったのだ。家慶の信を得た忠邦は野望に燃える鳥居耀蔵を町奉行に抜擢、苛烈ともいえる容赦ない諸改革を断行する。天保政治の実相を壮大に描く時代長編〈全5巻〉 550円 天保図録2 松本清張 政権を一手に握り、いよいよ峻烈な改革に乗り出した水野忠邦。だが、その前途には大奥の反目や反対派の策動など暗雲がたれこめている。いっぽう忠邦に取り入り、己れの野望を遂げんとする鳥居耀蔵は、配下の本庄茂平次に命じて、敵勢力を完膚なきまで叩くべく画策する――天保政治の実相を描く時代長編。〈全5巻〉 550円 天保図録3 松本清張 改革政治の陰の支配者を自負する鳥居耀蔵は、配下本庄茂平次を巧みにあやつり、着々と実力をたくわえていく。いっぽう、水野忠邦の改革令は厳しいばかりで一向に庶民の共感を得られなかった。忠邦はついに己れの政治生命を賭けて、印旛沼開鑿(かいさく)工事を敢行するが……。天保政治の実相を壮大に描く時代長編。〈全5巻〉 550円 天保図録4 松本清張 印旛沼開鑿(かいさく)の裏で、役得の甘い汁を吸う現地役人の怠慢、加えて豪雨の襲来など、工事は難航をきわめる。だが、それにもまして、大坂十里四方上知令に対する紀州家の猛反対は、水野忠邦には思わぬ打撃であった。忠邦打倒派の動きも日ましに活発化していくようである――天保政治の実相を壮大に描く時代長編。〈全5巻〉 550円 天保図録5 松本清張 大坂十里四方上知政策と印旛沼開鑿(かいさく)政策は完全に破綻した。日ごとに勢いを増す反改革派と大奥の策動は、水野忠邦をじわじわと破局に追いつめる。とその矢先、片腕とたのむ鳥居耀蔵の裏切り! 天保改革の立役者忠邦も、ついにおのれの敗北を悟る。――天保改革の全容とその実態を描く壮大な時代長編完結編。〈全5巻〉 550円 遠くからの声 松本清張 姉が結婚する前の交際に利用された妹は、姉の新婚旅行へもやって来た。妹の不思議な行動の意味が、霧の中の遠い声となって哀しくひびく――“遠くからの声”。同郷で小学同級生で親友の間に何故殺意が生じたのか――“殺意”。人間の深層の動きを捉えて、生の実存を問う推理作品群8編。 550円 1 234 ... 8 TOP 電子書籍(本・小説) 松本清張