早瀬詠一郎 35件 人気順 新着順 御広敷役 修理之亮 将軍の片腕 早瀬詠一郎 「常に余の側にいて支えてくれ」――十四代将軍・家茂の命は、まさに耳を疑うものだった。 桜田門外にて“盟友”であった大老・井伊直弼を救えず、厳しい沙汰が下ると覚悟していた御広敷役の阿部修理之亮は、あろうことか御側御用取次の大役も兼任することになったのである。 思いがけない出世を遂げた修理之亮であったが、時は幕末の混乱期。異人への斬り付けや焼き討ちが江戸各所で起こり、攘夷と騒ぐ連中の抑え込みに奮闘する中、公武合一を合言葉に、帝の妹御・和宮を将軍家へ降嫁させる話が持ち上がる。 そして、家茂の信頼を得る修理之亮は、和宮の下向に際し、護衛役を任されることになるのだが……。 日に日に失墜してゆく徳川家を守ろうと、一人の直参旗本が命を賭して剣を振るう! 770円 御広敷役 修理之亮 天下びとを守れ! 早瀬詠一郎 突如、筆頭老中・阿部正弘が呼び出しを受け、御広敷役として大奥の粛清を命じられた桂修理之亮──。 阿部の姓を戴き、千二百石の大身旗本となった修理之亮は、大奥出入り自由の身となり、御年寄・瀧山の信頼も得ることになった。だが老中が急死、後ろ盾を失ってしまう。 そんな修理之亮を救ったのは、彦根藩主・井伊直弼であった。ペリー来航以来、大きく揺らぐ幕政において、先進的な考えをもつ二人は意気投合。直弼は自分の手足となって働いて欲しいという。大奥もその実力と権威を認めつつあった直弼はついに大老に就任。そして、修理之亮の未来も開けたかに思えたが……。 果たして若侍は、懇意となった火消しや札差、宿下がりした中臈とともに、失墜する徳川家を守り抜けるのか! 792円 御広敷役 修理之亮 大奥ご免! 早瀬詠一郎 「向後は大奥から幕政を支えよ」──まさに青天の霹靂であった。将軍毒見役の桂修理之亮は、老中首座・阿部正弘に突如、こう告げられる。 新たな御役は、大奥を警護する御広敷役──。千二百石の大身旗本となる上、阿部の姓を名乗り、己の末弟にまでなって欲しいという。異例の大出世に戸惑いながらも、阿部修理之亮は、大奥に向かった。 待っていたのは、御年寄・瀧山であった。大奥総取締である。そこで言い渡された職務は、奥向の女中と城外に出、大奥、そして公儀に仇なす者を共に探索し、成敗するというものだった。 だが、徳川家のため意気揚々と立ち上がる修理之亮の眼前に、現将軍・家定が現れて……。 大奥出入り自由の若侍が、特権を活かして暴れ回る、期待の新シリーズ! 726円 やさぐれ長屋与力 お奉行の密命 早瀬詠一郎 傾いて“勾配”があることからその名が付いた浅草阿部川町の「紅梅長屋」。 南町奉行所与力の紅三十郎が、遠山左衛門尉の命によりこの裏店に入居して一年余。すっかり住人の信頼を得、庶民の人情を知った三十郎の元に、評判の芸者・〆香(しめか)が訪れてきた。連れになった娘御・お蝶を預かって欲しいという。 わけありのようだったが、美人芸者の願いは断れるはずもなく、しばらくの間、“父子”ふたりで暮らすこととなった。 そんな折、品川沖に黒船がやってくるという噂が。長屋住人はお祭り騒ぎとなり、みんなで船見に出かけるという。仕方なく同行する三十郎だったが、この遠出がお蝶とその父、そして〆香の運命を左右することに! 国難に立ち向かう左遷与力、その活躍を描く人気シリーズ、第三弾!! 726円 やさぐれ長屋与力 剣客 三十郎 早瀬詠一郎 建物が傾き、“勾配”がある裏店、その名も紅梅長屋──。 浅草阿部川町に佇むこの長屋に突如住み着き始めたのは、なんと南町奉行所与力の紅三十郎であった。 「市中目付役となり、世の中の道理を知れ」との、町奉行・遠山左衛門尉の命を受け、大家として入居したのだ。 承服できかねる左遷であったが、店子との日々の触れ合いで、徐々に心を開き始めた三十郎。 そんな彼のもとに、住人の一人、徳松が相談にやってきた。吉原の遊女・朝衣に恋い焦がれたものの、とある親方に落籍されてしまったという。しかも女の方も徳松と別れ難かったようで……。 二人のために腰を上げた三十郎であったが、その裏には意外な敵が待ち受けていた! 市井の真の恋と人情を描く好評シリーズ、第二弾!! 726円 やさぐれ長屋与力 遠山の影目付 早瀬詠一郎 「紅梅長屋」──いかにも風流な名前の長屋が、浅草は阿部川町にあった。だがその名は、建物が傾いていて、“勾配”があることに由来するという。 そんな古汚れた裏長屋に、とんでもない住人が住み着くことになった。紅三十郎、れっきとした南町奉行所与力である。 融通が利かず、杓子定規な三十郎はある日、「世の中の道理を分からせるべく、八丁堀の屋敷を出て、市中目付役を仰せつける」との命を受ける。 承服できぬまま長屋へ向かった三十郎であったが、そこには、様々な事情を抱えて暮らす住人の姿が。 日々彼らと触れ合い、興味を持ち始めた三十郎。そして遠山金四郎よろしく、町人の味方となり、守ることに生きがいを感じつつあったのだが……。 待望の新シリーズ、ここに開幕! 726円 江戸っ子出世侍 将軍御側衆 早瀬詠一郎 わずか二年前まで冷飯食いの身であった峰近香四郎は、今や千石の奉行にまで上り詰めていた。この出世街道はまだ続いているのか──。 そんな折、赴任地の浦賀を突然訪れてきたのは、老中首座・阿部正弘であった。まさか、不行状を問われ罷免となってしまうのか!? だが老中が口にしたのは、「御台様広敷番頭、並びに、将軍御側衆を兼ねよ」との将軍の密命であった。 このおれが上様の御尊顔を間近に……。またもや信じられない大抜擢である。浦賀に別れを告げ、意気揚々と千代田城に登城する香四郎。そこで待っていたのは──。 自ら幕臣の鏡と豪語し、日々奮闘する江戸っ子侍。見えてきたのは双六の上がりか否か。唸りを上げる妖刀村正を手に、今日も強敵に立ち向かう! 693円 江戸っ子出世侍 千石奉行 早瀬詠一郎 二十年余も部屋住の身にあった峰近香四郎は出世を重ね、いつしか海岸防禦御用掛として蝦夷地に赴任する身となっていた。 オロシャ船を見聞し、差し迫る危機を知った香四郎は、任期を終え江戸へ戻ってくる。が、旅の疲れを癒やす間もなく、次の大仕事が待っていた。 香四郎を待ち構えていた老中首座・阿部正弘が放ったのは、「本日をもって浦賀奉行になってもらう」との驚愕の言葉だった。役高は千石──。異例の大抜擢である。 だが、たびたび黒船が姿を現す湊は、攘夷派との闘いの場でもあった。 大奥、さらに朝廷をも巻き込む陰謀に立ち向かい、幕臣として国のために励むことを誓う香四郎。 異国との交渉に当たる最前線に立ち、今日も葵紋が刻まれた妖刀村正を閃かせる! 693円 江戸っ子出世侍 荒波の彼方 早瀬詠一郎 たった一年前まで、旗本家の冷飯食いの四男坊でしかなかった峰近香四郎は、出世を重ね、今や都の公卿家から正室を迎える身となっていた。 だが、武州からの検分を終え江戸に戻ると、屋敷が府内から離れた中野村に移されていた。すわ、御家は都落ちか──!? そんな香四郎を待っていたのは、海岸防禦御用掛に任ず、という新たな下命であった。やはり左遷であったのか……。 しかし江戸っ子侍は、時世の表舞台に立てるという気力と喜びを得て、意気揚々と任地へと向かう。 そして、葵紋が刻まれた妖刀村正を手に、国防の最前線の荒波と風を切り裂くのであった! 波乱の人生に翻弄されながら、国の未来を憂い、幕命に身命を賭す若侍の出世譚、好評の第六弾!! 693円 江戸大決戦 幕府瓦解の日 早瀬詠一郎 「頭、いざとなったら江戸の町に火を付けてくれ」──慶応四年早春、陸軍総裁勝海舟は火消しの棟梁新門辰五郎に頼み込んだ。京で朝敵となった徳川慶喜が帰還後、恭順して籠る江戸城を目標に、薩長率いる東征軍が迫り来る寸前である。「火消しが火を付けるたぁ、ご冗談で」──だが、勝は本気だった。百万の民を大量の船で房総へ逃がし、敵の侵入に合わせ町を焼き尽くす。いわゆる焦土作戦を画策していたのだった。そんな勝の肚の内を読んだのが、敵の参謀ながら盟友の西郷吉之助である。このまま江戸に入れば甚大な被害を見る。ならば談判に応じるしかない。そしてついに、勝と西郷、決死の会見が実現する!江戸を守るため、命を賭して奔走した英雄たち、その活躍を描く渾身の書下ろし!! 682円 剣豪医無双剣 艶色斬り 早瀬詠一郎 歌舞伎役者と見まごうほどの美男ながら、千葉周作から認められる剣客として町で噂の酒匂於兎弥──。しかも、葵の御紋入りの駕籠が迎えに来る奥医師として、江戸城大奥にも登城していた。竜宮城さながらの美女たちを診療し、誰もが羨むような日々を送っていたのだ。とある日、一人の中臈が於兎弥へ相談を持ちかける。高価な装飾品を商う多くの贅沢屋が出入りを願い出てくるという。彼らを受け入れれば金目の物が大量に紛失する。大奥はそれを恐れていたのである。昵懇となった北町奉行・遠山左衛門尉と贅沢屋に探りを入れる於兎弥。だがその舞台は、予想だにしない場所へ……。北辰一刀流の名手にして幕府の政道を守る御殿医が、今日も名刀「鵯丸」を手に乱舞する! 682円 剣豪医無双剣 江戸城の策略 早瀬詠一郎 剣聖・千葉周作から、自らの幼名にちなむ名を授けられた若武者がいた。二十一歳の美剣客、酒匂於兎弥である。於兎弥は歴とした旗本の五男坊だが、もう一つの顔があった。幼少より女難の相がある、と勘当されて医家修業に励み、いまでは腕の立つ蘭方外科医でもあったのだ。とある日、江戸城より至急の往診を頼まれた。患者は大奥の中臈。難なく施術を行なった於兎弥だったが、これを機にその運命は一変する。御目見得の奥医師に列することとなり、御城への登城、大奥への出入りが許されたのだ。次第に筆頭老中・水野忠邦の信任も得る於兎弥。果たして忠邦の真意とは──!?謀略が蠢く巨城で、北辰一刀流、奥許皆伝の小太刀を閃めかせる若き剣豪医師。その闘いの幕がいま上がる! 682円 剣豪医無双剣 天下びとの罠 早瀬詠一郎 葵の御紋入りの駕籠で江戸城に入城する、天下の御典医・酒匂於兎弥──。千葉周作から認められる剣客ながら、蘭方医でもあった於兎弥は、必然、筆頭老中・水野忠邦の目に留まることになった。今日も忠邦から呼び出しを受けるが、その目的は意外なものだった。とある御用達商人にあって欲しい、との下命である。だがこれが、幕閣、ひいては国の将来を左右しかねない有事への端緒となることに……。そして、この日を境に突如、謎の刺客たちが次々に現れる。周作から授かった小太刀「鵯丸」をふるいながら、忠邦の真意をはかる於兎弥。わたしは忠邦どのの手足、隠密医者なのか!?自問自答する北辰一刀流、奥許皆伝の剣豪医師が、ご政道を再建するため、新たな闘いに挑む! 682円 剣豪医無双剣 人情奉行の密命 早瀬詠一郎 幕府の御典医として、江戸城に登城していた酒匂於兎弥──。北辰一刀流の名手としての腕も買われ、寺社奉行・阿部正弘や北町奉行・遠山左衛門尉から信頼を得る美剣士でもあった。とある日、ご法度の役者買いをする大奥女中に遭遇。その始末の相談を遠山へ持ちかけた。奉行は、間もなく誕生する芝居町と大奥がどれほど関わっているか掴んでおきたい、と於兎弥に命を下す。裏で銭や手筈を調える商人を探れ、というのである。ところが、芝居小屋へ足を運んだ於兎弥はそこで辰平と名乗る役者と出会うことに。芝居者だが、その手付きや呼吸が剣の奥義を究めた者のそれであった。いったいこの男の正体とは──!?名刀「鵯丸」を手に、於兎弥は今日も政道を守る! 693円 出世若殿 田河意周(たがわおきちか)雨後の月 早瀬詠一郎 多々良藩田河家七男坊の周七郎は、旅籠に芸者をあげて騒ぎ、女買いをする、無駄飯食いの居候。が、驚天動地の出来事が降り掛かった。現藩主の兄・意邦の子が亡くなって世子となり、直後、病弱だった意邦までも急逝してしまったのだ。居候が突如、藩主へ……。思いもしなかった幸運かもしれなかったが、慣れないことばかりで泣き入る日々が続く。そんな折、意周と名を改めた周七郎は、腹を括った。実は田河家は大名とは申せ、遠州の地にわずか一万石を領するのみで、江戸城内でも肩身が狭く、借銭も多い。大切な藩士と領民のため、藩の危機を救うには、幕閣内で出世し、要職に就くしかない、と思い知る。殿様の知られざる生活ぶりを交え、極小大名の逆転痛快劇を描く、期待の新シリーズ! 682円 出世若殿 田河意周 親子の鷹 早瀬詠一郎 御側御用取次──わずか一万石の譜代大名ながら、将軍の補弼にまで上り詰めた田河意周。朝廷の武家伝奏が近づいて来るほどの大役であったが、海防問題や将軍継嗣問題など、幕閣を巻き添えにする難題の対応に迫られ、城詰となってしまう日々が続いていた。そんな多忙の折、正室・お蘭が第一子を出産した。世継ぎとなる男の子ではなく姫君であったが、市と名付けられたこの幼子をめぐり、意周にある思案が浮かぶ。そして、下した決断──。将軍・徳川家慶、岳父・水戸斉昭、筆頭老中・阿部正弘らがその忠義を讃えたことで、意周は新たな局面を迎えることになる! 家臣や領民のため、野心を抱いて栄達を望んだ一大名の、数奇な運命を描く好評シリーズ、第四弾!! 693円 出世若殿 田河意周 巨城の奥 早瀬詠一郎 一生を冷や飯くいの居候と信じ、町人なみの生活を送っていた田河意周は、突如、藩主である長兄と世子が病死して、遠州多々良藩の当主となった幸運者であった。だが石高はわずか一万石……。そのための苦労と悲哀は数えきれないほどあった。大事な領民と藩士のため、立身出世する!まぎれもない大層な野心を抱く極小大名であった。水戸家・徳川斉昭の娘を娶り、奏者番の要職を賜るなど、順調に出世 道を歩む意周はある日、江戸城大奥の使いに呼ばれる。大奥への口出しが多い岳父・斉昭の懐柔を懇願されたのだ。大奥との結びつきは、出世の大きな足掛かりになる──。意周と斉昭は、これをきっかけに驚くべき策略を思いつく!知られざる大名生活の情景を描く、好評第三弾!! 682円 出世若殿 田河意周 天下大変 早瀬詠一郎 将軍に成り代わって諮問し、下命する御側御用取次に出世していた田河意周は、ときに老中たちに頭を下げさせ、十二代・徳川家慶の意向を掌中にして、まさに権威の絶頂にいた。だが、家慶が薨去し、強力な後ろ盾を失ってしまう。すぐさま世子家祥(のちの十三代・家定)の懐柔策を練る意周。自分を唯一無二の相談役と思わせることが肝要だったのだが、この動きに危機感を憶える者が意外なところにいた。これまで出世の後押しをしてくれた筆頭老中・阿部正弘であった。そしてついに、表向き御用の白書院へ呼び出される。覚悟を決めた意周を待っていた、その命とは……。“出世双六”の上がりを目前に、思いがけぬ運命が待ち受ける好評シリーズ、波乱の第五弾! 693円 出世若殿 田河意周 幕閣への門 早瀬詠一郎 大名とは言うまでもなく、一万石以上の禄高がある者。ならば、遠州多々良に一万石のみを領する田河家藩主・意周はその最下級ということになる。その現実たるや、江戸城内では肩身が狭く、茶坊主にも悪さをされる始末であった。だが嘆くよりも、藩士と領民のため、幕閣内で出世してみせる──そんな野望を抱いて、今日も藩政に取り組んでいた。遠州灘に面した国表は、時折、異国船が姿を見せていた。その偉容に圧倒された意周は、無謀にも黒船と接触しようとする。そしてついにその日が……。ところがすぐさま、筆頭老中の使者が来た。国禁を犯したことを咎められ、取り潰しに遭うのか!? しかし、意周が耳にしたのは、信じ難い意外な言葉であった!大名の喜びと苦悩を描く、好評第二弾!! 693円 町人若殿 左近司多聞 早瀬詠一郎 神田紺屋町の呉服屋「天満屋」筆頭手代、左近司多聞――。女客はみな目をトロンと潤わせる、役者にも見紛う色男である。しかもなにを隠そう、身分はれっきとした士分で、さる大名家の落とし胤であった!なにゆえ若殿さまが町中に舞い降りたのか。母御が徳川家親藩の五男坊以下、部屋住みである多聞を見かね、大店の手代に据えたのだ。不遇ではあったが、同じ境遇の親友もいた。寺社奉行に出世九郎右衛門と、町方同心となった錦之丞である。そして実の兄弟より堅固な契りを結んだ幼馴染み同士が、各々の立場で立ち回り。三人寄れば無敵の衆、とばかりに、ふりかかる色恋沙汰、身に迫る事件を一致団結、両断する!江戸の男女の生きざまが快活に描かれる、期待の新シリーズ!! 693円 12 TOP 電子書籍(本・小説) 早瀬詠一郎