天醒の路
第2話~第48話
各話一覧
00:46:48
第22話あらすじをみる 燕西凡(えん・せいはん)の背後から周佑隆(しゅう・ゆうりゅう)ら山海楼の面々が現れた。罠である可能性を知りながらも、西凡を救うため会いにきた路平(ろ・へい)は、たちまち危機に陥る。思考を操られた西凡が、躊躇なく路平に攻撃を繰り出したその瞬間だった。突如、西凡の父・秋辞(しゅうじ)が2人の間に割って入ったかと思うと、路平を連れて去り…。あらすじをみる 燕西凡(えん・せいはん)の背後から周佑隆(しゅう・ゆうりゅう)ら山海楼の面々が現れた。罠である可能性を知りながらも、西凡を救うため会いにきた路平(ろ・へい)は、たちまち危機に陥る。思考を操られた西凡が、躊躇なく路平に攻撃を繰り出したその瞬間だった。突如、西凡の父・秋辞(しゅうじ)が2人の間に割って入ったかと思うと、路平を連れて去り…。00:47:09
第23話あらすじをみる 和議の場に遅れて現れた覃(たん)国将軍・徐天兵(じょ・てんへい)は、謝罪もせぬまま朔(さく)国の兵の多さに文句をつけ始めた。その不遜な態度に声を荒げる夏博簡(か・はくかん)。しかし、秦キ(しん・き)は皇帝の意向である覃国との和睦を叶えるため、努めて冷静に対応するのだった。すると、天兵は秦桑(しん・そう)に剣を突きつけられた話を持ち出し…。あらすじをみる 和議の場に遅れて現れた覃(たん)国将軍・徐天兵(じょ・てんへい)は、謝罪もせぬまま朔(さく)国の兵の多さに文句をつけ始めた。その不遜な態度に声を荒げる夏博簡(か・はくかん)。しかし、秦キ(しん・き)は皇帝の意向である覃国との和睦を叶えるため、努めて冷静に対応するのだった。すると、天兵は秦桑(しん・そう)に剣を突きつけられた話を持ち出し…。00:47:00
第24話あらすじをみる 黒ずくめの男を追って足を踏み入れた部屋で、秦キ(しん・き)は衝立に写る人影を見た。反射的に剣を向ける秦キ。しかし、その剣が貫いたのは刺客ではなく、徐天兵(じょ・てんへい)の刺殺体であった。朔(さく)国将軍が覃(たん)国将軍を殺害――これでは和議どころではない。とんだ濡れ衣を着せられた秦キの背後からは、燕西凡(えん・せいはん)が現れ…。あらすじをみる 黒ずくめの男を追って足を踏み入れた部屋で、秦キ(しん・き)は衝立に写る人影を見た。反射的に剣を向ける秦キ。しかし、その剣が貫いたのは刺客ではなく、徐天兵(じょ・てんへい)の刺殺体であった。朔(さく)国将軍が覃(たん)国将軍を殺害――これでは和議どころではない。とんだ濡れ衣を着せられた秦キの背後からは、燕西凡(えん・せいはん)が現れ…。00:47:14
第25話あらすじをみる 脱獄した路平(ろ・へい)は秦キ(しん・き)の要請に従い、再び牢へと戻ることに。悲しむ秦桑(しん・そう)を抱きしめ、監禁された蘇唐(そ・とう)の救出を彼女に託す路平。そこへ現れた凌子嫣(りょう・しえん)は、自らも蘇唐救出に協力することを誓うのだった。一方、路平が処刑されるとの噂は、彼の生け捕りを狙う許唯風(きょ・いふう)の耳にも入り…。あらすじをみる 脱獄した路平(ろ・へい)は秦キ(しん・き)の要請に従い、再び牢へと戻ることに。悲しむ秦桑(しん・そう)を抱きしめ、監禁された蘇唐(そ・とう)の救出を彼女に託す路平。そこへ現れた凌子嫣(りょう・しえん)は、自らも蘇唐救出に協力することを誓うのだった。一方、路平が処刑されるとの噂は、彼の生け捕りを狙う許唯風(きょ・いふう)の耳にも入り…。00:47:04
第26話あらすじをみる 和議の成立に貢献した褒賞代わりに、路平(ろ・へい)は秦桑(しん・そう)との外出を許可された。楼主・厳瑾(げん・きん)が捕らえられた山海楼も解体へと向かうはず――そう思うと路平の心は、これまでにない平穏に満たされていくのだった。それでも、彼には1つの気がかりが。信頼する許唯風(きょ・いふう)に裏切られ、いまだ失意の底にいる蘇唐(そ・とう)のことだ…。あらすじをみる 和議の成立に貢献した褒賞代わりに、路平(ろ・へい)は秦桑(しん・そう)との外出を許可された。楼主・厳瑾(げん・きん)が捕らえられた山海楼も解体へと向かうはず――そう思うと路平の心は、これまでにない平穏に満たされていくのだった。それでも、彼には1つの気がかりが。信頼する許唯風(きょ・いふう)に裏切られ、いまだ失意の底にいる蘇唐(そ・とう)のことだ…。00:47:18
第27話あらすじをみる 路平(ろ・へい)は燕西凡(えん・せいはん)を責め立てた。西凡が路平に相談もなく重大な行動をとることは、これが二度目だ。信頼関係にひびが入っただけでなく、突如現れた山海楼の真の楼主・劉松(りゅう・しょう)に厳瑾(げん・きん)の奪還を許したことは、路平に訪れた平穏が幻であることを意味していた。西凡ら無極山荘が厳瑾を連れ去ろうとした真意とは…。あらすじをみる 路平(ろ・へい)は燕西凡(えん・せいはん)を責め立てた。西凡が路平に相談もなく重大な行動をとることは、これが二度目だ。信頼関係にひびが入っただけでなく、突如現れた山海楼の真の楼主・劉松(りゅう・しょう)に厳瑾(げん・きん)の奪還を許したことは、路平に訪れた平穏が幻であることを意味していた。西凡ら無極山荘が厳瑾を連れ去ろうとした真意とは…。00:47:14
第28話あらすじをみる 七星大会の案内状を届けるため、開封(かいほう)へとやってきた路平(ろ・へい)。その本当の目的は秦桑(しん・そう)との結婚の許可を、秦キ(しん・き)から得ることにあった。兄にひざまずく路平の様子をのぞき見ていた秦桑も、突然の求婚に驚くが、嬉しそうだ。しかし秦キは、路平が結納品を用意していないどころか、仕官をする気もないことを知ると怒り出し…。あらすじをみる 七星大会の案内状を届けるため、開封(かいほう)へとやってきた路平(ろ・へい)。その本当の目的は秦桑(しん・そう)との結婚の許可を、秦キ(しん・き)から得ることにあった。兄にひざまずく路平の様子をのぞき見ていた秦桑も、突然の求婚に驚くが、嬉しそうだ。しかし秦キは、路平が結納品を用意していないどころか、仕官をする気もないことを知ると怒り出し…。00:47:25
第29話あらすじをみる 朝廷と江湖の架け橋になるよう陛下から命を受けた路平(ろ・へい)は、北斗閣へと戻ってきた。早速、李遥天(り・ようてん)の説得に向かうが、今まで一貫して政とは距離を取ってきた北斗閣だけあり一筋縄ではいかない。山海楼の勢いを不安視する路平は李閣主に決断を促すと、ひとまずその場を離れるのだった。すると路平の前に燕西凡(えん・せいはん)が現れ…。あらすじをみる 朝廷と江湖の架け橋になるよう陛下から命を受けた路平(ろ・へい)は、北斗閣へと戻ってきた。早速、李遥天(り・ようてん)の説得に向かうが、今まで一貫して政とは距離を取ってきた北斗閣だけあり一筋縄ではいかない。山海楼の勢いを不安視する路平は李閣主に決断を促すと、ひとまずその場を離れるのだった。すると路平の前に燕西凡(えん・せいはん)が現れ…。00:47:24
第30話あらすじをみる ふと気が付くと、楚敏(そ・びん)は北斗閣にある寝台の上で横たわっていた。彼女が目覚めたと見るや、蟹粥を差し出す劉松(りゅう・しょう)。2人の思い出の一杯を前にして19年間の気持ちがあふれ出した楚敏は、劉松に数々の質問をぶつけるのだった。しかし、劉松はその質問には何一つ答えず、“私の宝”を取りにきたと、今回の北斗閣襲撃の目的だけを明かし…。あらすじをみる ふと気が付くと、楚敏(そ・びん)は北斗閣にある寝台の上で横たわっていた。彼女が目覚めたと見るや、蟹粥を差し出す劉松(りゅう・しょう)。2人の思い出の一杯を前にして19年間の気持ちがあふれ出した楚敏は、劉松に数々の質問をぶつけるのだった。しかし、劉松はその質問には何一つ答えず、“私の宝”を取りにきたと、今回の北斗閣襲撃の目的だけを明かし…。00:46:57
第31話あらすじをみる 毒に侵され死期を悟った秦キ(しん・き)は、息も絶え絶えのなか路平(ろ・へい)を招き寄せた。その無鉄砲さを諌めながら路平に令牌を手渡すと、陛下を無事に朔(さく)へと送り届けるよう頼む秦キ。さらには、反対していた秦桑(しん・そう)との婚姻も認め、妹の将来をも託すのだった。覚悟を決めた兄の姿に涙する秦桑へ最後の言葉を残して、秦キは息を引き取り…。あらすじをみる 毒に侵され死期を悟った秦キ(しん・き)は、息も絶え絶えのなか路平(ろ・へい)を招き寄せた。その無鉄砲さを諌めながら路平に令牌を手渡すと、陛下を無事に朔(さく)へと送り届けるよう頼む秦キ。さらには、反対していた秦桑(しん・そう)との婚姻も認め、妹の将来をも託すのだった。覚悟を決めた兄の姿に涙する秦桑へ最後の言葉を残して、秦キは息を引き取り…。00:47:10
第32話あらすじをみる 燕西凡(えん・せいはん)が路平(ろ・へい)の部屋に入ると、そこに彼の姿はなかった。書き置きには、師匠の墓参りに行くとある。劉松(りゅう・しょう)が、七星事件への朔(さく)国皇帝・テキ容(てき・よう)の関与を匂わせたことで、路平に迷いが生まれて道を見失ったのでは――西凡はそう考え、心配するのだった。そんな中、燕家には陛下の間者が送り込まれ…。あらすじをみる 燕西凡(えん・せいはん)が路平(ろ・へい)の部屋に入ると、そこに彼の姿はなかった。書き置きには、師匠の墓参りに行くとある。劉松(りゅう・しょう)が、七星事件への朔(さく)国皇帝・テキ容(てき・よう)の関与を匂わせたことで、路平に迷いが生まれて道を見失ったのでは――西凡はそう考え、心配するのだった。そんな中、燕家には陛下の間者が送り込まれ…。00:47:34
第33話あらすじをみる 蘇唐(そ・とう)は莫林(ばく・りん)からの突然の愛の告白に驚き、思わず逃げ出した。たどり着いたのは、莫林が彼女のために植えた桂花の林。苦手な桂花の花粉で手をかぶれさせながら、蘇唐の好物である桂花糖を作る莫林の優しさを思い出し、蘇唐はひとまず戻って手当てをしてあげようと考え直す。しかし、道に迷ってしまった彼女は山奥のとある工房に入り…。あらすじをみる 蘇唐(そ・とう)は莫林(ばく・りん)からの突然の愛の告白に驚き、思わず逃げ出した。たどり着いたのは、莫林が彼女のために植えた桂花の林。苦手な桂花の花粉で手をかぶれさせながら、蘇唐の好物である桂花糖を作る莫林の優しさを思い出し、蘇唐はひとまず戻って手当てをしてあげようと考え直す。しかし、道に迷ってしまった彼女は山奥のとある工房に入り…。00:47:16
第34話あらすじをみる 目を覚ました路平(ろ・へい)は鎖に縛られていた。近くにいた聞瑞(ぶん・ずい)に噛みつくと、秦桑(しん・そう)の指示で北斗閣へ護送中だという。彼女が自分抜きで山海楼と戦おうとしていることを知り、一緒に助けにいこうと聞瑞を説得にかかる路平。しかし、そこに山海楼が。路平は相手の隙を突いて逃げるも、刺客たちに追い詰められ、やむなく湖に飛び込み…。あらすじをみる 目を覚ました路平(ろ・へい)は鎖に縛られていた。近くにいた聞瑞(ぶん・ずい)に噛みつくと、秦桑(しん・そう)の指示で北斗閣へ護送中だという。彼女が自分抜きで山海楼と戦おうとしていることを知り、一緒に助けにいこうと聞瑞を説得にかかる路平。しかし、そこに山海楼が。路平は相手の隙を突いて逃げるも、刺客たちに追い詰められ、やむなく湖に飛び込み…。00:47:11
第35話あらすじをみる 「このお方は呂沈風(りょ・しんぷう)よ」――秦桑(しん・そう)の仮説は路平(ろ・へい)を驚かせた。水牢で偶然出会った男が北斗七子の1人であれば思いがけない幸運だが、彼を監禁し、毒により正気を失わせたのが燕秋辞(えん・しゅうじ)の仕業であることが濃厚になる。その疑惑が路平を動揺させたのであった。真相を知るため、秦桑は沈風を剣で脅すが…。あらすじをみる 「このお方は呂沈風(りょ・しんぷう)よ」――秦桑(しん・そう)の仮説は路平(ろ・へい)を驚かせた。水牢で偶然出会った男が北斗七子の1人であれば思いがけない幸運だが、彼を監禁し、毒により正気を失わせたのが燕秋辞(えん・しゅうじ)の仕業であることが濃厚になる。その疑惑が路平を動揺させたのであった。真相を知るため、秦桑は沈風を剣で脅すが…。00:46:21
第36話あらすじをみる 燕西凡(えん・せいはん)の婚礼の最中、呂沈風(りょ・しんぷう)は西凡に剣を向け飛びかかった。正気を失った沈風の中に残る惨劇の記憶は、刀で刺された冷休談(れい・きゅうだん)の姿であり、その刀こそが秋辞(しゅうじ)から西凡へと継承された燕家の宝刀だったのだ。沈風の攻撃は秋辞によって防がれたが、秋辞こそが親の仇だと知った路平(ろ・へい)は…。あらすじをみる 燕西凡(えん・せいはん)の婚礼の最中、呂沈風(りょ・しんぷう)は西凡に剣を向け飛びかかった。正気を失った沈風の中に残る惨劇の記憶は、刀で刺された冷休談(れい・きゅうだん)の姿であり、その刀こそが秋辞(しゅうじ)から西凡へと継承された燕家の宝刀だったのだ。沈風の攻撃は秋辞によって防がれたが、秋辞こそが親の仇だと知った路平(ろ・へい)は…。00:46:01
第37話あらすじをみる 路平(ろ・へい)の攻撃を3手しのぎ、生きていられたら共に山海楼と戦ってほしい――燕秋辞(えん・しゅうじ)の提案をのみ、容赦なく2手繰り出した路平。すると秋辞は刀を取り出し、反撃に転じる。防戦一方となった路平が、相手の動きを読んで3手目を食らわせたその時だった。路平の拳の先には、秋辞でなく、なぜか西凡(せいはん)が立っており…。あらすじをみる 路平(ろ・へい)の攻撃を3手しのぎ、生きていられたら共に山海楼と戦ってほしい――燕秋辞(えん・しゅうじ)の提案をのみ、容赦なく2手繰り出した路平。すると秋辞は刀を取り出し、反撃に転じる。防戦一方となった路平が、相手の動きを読んで3手目を食らわせたその時だった。路平の拳の先には、秋辞でなく、なぜか西凡(せいはん)が立っており…。00:47:25
第38話あらすじをみる 劉松(りゅう・しょう)に七星事件の真相を聞かされた路平(ろ・へい)は打ちひしがれていた。事件の際、燃えさかる炎の中から自分を救い出したのは劉松であり、今日まで自分を苦しませ続けていたのも劉松である。すべては事件の首謀者である皇帝・テキ容(てき・よう)と燕秋辞(えん・しゅうじ)への復讐心によって翻弄された結果だと知ると、路平は力なく倒れ…。あらすじをみる 劉松(りゅう・しょう)に七星事件の真相を聞かされた路平(ろ・へい)は打ちひしがれていた。事件の際、燃えさかる炎の中から自分を救い出したのは劉松であり、今日まで自分を苦しませ続けていたのも劉松である。すべては事件の首謀者である皇帝・テキ容(てき・よう)と燕秋辞(えん・しゅうじ)への復讐心によって翻弄された結果だと知ると、路平は力なく倒れ…。00:47:22
第39話あらすじをみる 楚敏(そ・びん)は劉松(りゅう・しょう)への面会を求めた。捕らえられた弟子たちを救い出せるのは師匠である自分しかいない。今では変わり果てたかつての恋人の心に、まだ自分への想いが残っていて、互いに通じ合っていると信じ、楚敏は劉松のもとへと向かうのだった。そして、楚敏は劉松と酒を飲みながら、19年間封印してきた素直な胸の内を打ち明けるのだが…。あらすじをみる 楚敏(そ・びん)は劉松(りゅう・しょう)への面会を求めた。捕らえられた弟子たちを救い出せるのは師匠である自分しかいない。今では変わり果てたかつての恋人の心に、まだ自分への想いが残っていて、互いに通じ合っていると信じ、楚敏は劉松のもとへと向かうのだった。そして、楚敏は劉松と酒を飲みながら、19年間封印してきた素直な胸の内を打ち明けるのだが…。00:47:15
第40話あらすじをみる 鎖がなくなれば命を落とす――平穏な暮らしを手に入れるため、銷魄鎖を外すことを夢見てきた路平(ろ・へい)にとって、その事実は大きな衝撃だった。天醒者としての宿命に疲弊しきった路平は、愛する秦桑(しん・そう)への想いも断つことを決め、俗世から隔絶された無憂谷に安寧を求めるのだった。一方、蘇唐(そ・とう)から求婚の回答を待つ莫林(ばく・りん)は…。あらすじをみる 鎖がなくなれば命を落とす――平穏な暮らしを手に入れるため、銷魄鎖を外すことを夢見てきた路平(ろ・へい)にとって、その事実は大きな衝撃だった。天醒者としての宿命に疲弊しきった路平は、愛する秦桑(しん・そう)への想いも断つことを決め、俗世から隔絶された無憂谷に安寧を求めるのだった。一方、蘇唐(そ・とう)から求婚の回答を待つ莫林(ばく・りん)は…。00:46:27
第41話あらすじをみる 蘇唐(そ・とう)を薬で眠らせた莫林(ばく・りん)は、続いて父の不留(ふりゅう)を呼び出した。怪訝な顔をして現れた不留であったが、まもなく行われる息子の婚礼に嬉しさは隠せない。莫林は、いつものように始まった説教を遮ると「俺には果たすべき任務がある」と伝え、父も眠らせてしまうのだった。そして莫林は両儀花を咲かせるべく、決死の覚悟で工房へと向かい…。あらすじをみる 蘇唐(そ・とう)を薬で眠らせた莫林(ばく・りん)は、続いて父の不留(ふりゅう)を呼び出した。怪訝な顔をして現れた不留であったが、まもなく行われる息子の婚礼に嬉しさは隠せない。莫林は、いつものように始まった説教を遮ると「俺には果たすべき任務がある」と伝え、父も眠らせてしまうのだった。そして莫林は両儀花を咲かせるべく、決死の覚悟で工房へと向かい…。