風と木の詩

あらすじ

――ぼくを満たしてくれるものは、あのあつい肌と肌とのふれあい――。妖しい魅力を纏った少年、ジルベール・コクトーは抱かれることでしか心満たされず、威厳あるラコンブラード学院においても退廃的な生活を送っていた。あるのは、孤独だけ……そんな中、学院に1人の転入生がやってくる。セルジュ・バトゥール――貴族の父とジプシーの母の血を引き、黒髪ととび色の肌をした転入生。眩いばかりの純粋さで周囲を魅了する一方で、彼もまた埋めがたい孤独を抱えていた。共に孤独を抱えながら、対照的な2人は、傷つけ傷つきながらも交差する。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第1巻!

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  • 風と木の詩 (11)
    風と木の詩 (11)
    音楽院教授を前にしての演奏会――セルジュにこのチャンスをもたらしたのは、オーギュストであった。再会に、ジルベールの目前でセルジュを抱きしめるオーギュスト。その様子を無表情で見つめたジルベールであったが、直後激しい怒りをセルジュへとぶつける。噛み付くような口づけと、腕の痛み……そして、頬に残るジルベールの涙に心を揺らしながらも、セルジュは演奏会にのぞむ。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第11巻!
  • 風と木の詩 (12)
    風と木の詩 (12)
    夏季休暇が始まり、寮に残ったセルジュとジルベールであったが、二人それぞれに届いたオーギュストからの手紙により、マルセイユへ向かう。そこで待っていたのは、セルジュにとって残酷な現実――近づいたかのように思えたジルベールの心が、再び離れていく――オーギュストへと向かって。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第12巻!
  • 風と木の詩 (13)
    風と木の詩 (13)
    オーギュスト婚約の報道に茫然自失のままマルセイユへ向かったジルベールを、すんでのところで引き止めたセルジュ。学院へと戻ったセルジュはジルベールを周囲に打ち解けさせようとするものの、思い通りにことは運ばなかった。オーギュストの呪縛からジルベールと助け出したい、しかし――。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第13巻!
  • 風と木の詩 (14)
    風と木の詩 (14)
    ジルベールをマルセイユへと帰すための残虐な策略が明らかになり、アダムらによって私刑を加えられたセルジュ。満身創痍になりながら再び寄り添った二人は、友人らの協力もあって穏やかな冬の休暇を過ごす。セルジュも無事授業に復帰し、事態は好転するかに思えたが、残虐な牙はいまだジルベールとセルジュに向けられたままだった――。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第14巻!
  • 風と木の詩 (15)
    風と木の詩 (15)
    自由を求め、学院を飛び出したセルジュとジルベール。オーギュストの手から逃れたものの、パリでの二人だけの生活は順風満帆とはいえなかった。セルジュは生活を支えるのに精一杯働き、一方ジルベールはどこまでいっても妖精のように生活を感じさせないまま。すれ違う二人は、孤独を募らせて――。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第15巻!
  • 風と木の詩 (16)
    風と木の詩 (16)
    共にある喜び、苦しみ……互いを想いながらすれ違うセルジュとジルベールに、大人たちの魔の手が忍び寄る。そして、訪れる最後の時――共に孤独を抱えながら、衝突し、寄り添ったセルジュとジルベールの運命は……。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン堂々の完結! (幼き日のロスマリネとジュールを描く番外編「幸福の鳩」を同時収録)
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レビュー・口コミ(5件) 一覧へ

  • 以前NHKでやっていた、BSマンガ夜話で、日本の少女マンガの歴史を変えた作品の一つだと言っていた作品です。萩尾望都さんのポーの一族とこの作品とあと作者は忘れてましたが、あきよしかく語りきだったと思います。
    5点
    たけざえもんさん
  • 遥か昔の中学生の頃夢中になった作品です。このマンガ以前、以後と言えるほど凄い衝撃と影響を受けました。
    5点
    寒がりで暑がりでーすさん

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