生成AIの論点
喜連川 優 2,640円
あらすじ
ChatGPTに代表される言語系生成AIは、すでに生活や産業、学術などの様々な領域で革新を起こしつつあると同時に、多くの課題ももたらしている。今後、その影響力がますます大きくなることは、疑いようがない。私たちは生成AIにどう向き合うべきだろうか。
本書は、そうした問題意識にもとづいて日本学術会議が実施し、記録的な数の参加者を集め大盛況に終わったシンポジウム「生成AIの課題と今後」の書籍化である。情報学者や実業家、漫画家、古典籍・法学研究者などの11人のトップランナーが生成AIについてわかりやすく講演した内容に加筆・修正して収録し、シンポジウム後の展開にも言及する。
第一線で活躍する専門家でも数カ月後の展開さえ読めないと口をそろえる激動の生成AIについて、原理的な強み・弱点から各界での多様な活用例、著作権などの法的課題といった主要な論点を一冊に凝縮し、多くの図版を用いてかみくだいてレクチャーする。生成AIの原理・応用・課題を、最高峰のプロたちからコンパクトに学べる一冊。