近世城郭 見尽くし、撮り尽くし

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あらすじ

(内容紹介)
著者が、はじめて訪れた近世城郭は、小田原城だった。小学校一年生のころ。
高校へ進学すると、国鉄全線制覇を目指しながら、日本各地の城を巡り、大学三年生の時には備中松山城を訪れることにより、現存十二天守のすべてをめぐった。
大学卒業後は出版社に務めるかたわら、仕事で城や史跡を巡り、フリーランスになってからもその城熱は変わらず今日にいたっている。
城といえば、天守や櫓や城門といった建築物のイメージが強かったものの、近年では、石垣への関心も高まり、石垣こそが城の見どころとみなす「城好き」が勢力を拡大しつつある。
従来からの「城マニア」「城オタク」のみならず、そんな「城好き」のための一冊です。
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オールカラー・豊富な図解
「城好き」も堪能できる大人の城巡り術を網羅!
城の魅力は天守だけではない。櫓や城門などの建築物をはじめ、石垣も面白い!
現存12天守、近世城郭175城全リスト付

序章 大人の城巡り術
・近世城郭を見尽くす――近世城郭175城全リスト
・近世城郭を撮り尽くす
・すべての近世城郭を巡るには?――全175城を見尽くす意義とは?
・藤堂高虎と小堀遠州――近世城郭をつくり上げた異才

1章 現存十二天守を巡る
・姫路城――白亜の変遷
・彦根城――紅葉の名城
・犬山城――魅惑の古城と城下町を見極める
・松本城――日本最古の現存天守は?
・松江城――松江城は「徳川の城」へと変貌

2章 最強の近世城郭を巡る
・天空の山城――竹田城・備中松山城・越前大野城……
・雪景の名城――モノトーンの絶景を楽しむ
・熊本城 蘇る! ――震災から復興への道程を追う
・大坂城――未来への伝承
・江戸城――柳営から皇居へ
・名古屋城――天守木造復元の是非

3章 平成から令和へ――新時代の城巡り
・平成生まれの城郭建築――そして新時代へ
・御城印を集めてみる――小田原城・駿府城・水戸城など計12城
・国護(くにまも)りの最前線――兵庫県の城と台場を見極める
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著者について
1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部日本史学専修卒。歴史雑誌の編集者を経て、現在、歴史アナリスト。徹底した史料の調査と、史跡の現地検証によって歴史の真実を再構築しながら、わかりやすく解き明かす手法により、歴史ファンの支持を集める。戦国から幕末維新までの軍事史を得意分野とする。足腰が自由なうちは城や台場を巡り続け、その後は探査成果の集積に余生を過ごす予定。
著書に『明智光秀の生涯』(三笠書房知的生きかた文庫)、『愛蔵版 地図から読み解く戦国合戦』『日本の名城30─城通になるために』(以上、ワック)、『早わかり戦国史』『早わかり幕末維新』『戦国大名勢力変遷地図』『城下町・門前町・宿場町がわかる本』(以上、日本実業出版社)、『完全制覇 関ヶ原大合戦』(立風書房)、『歴史現場からわかる河井継之助の真実』『天災と復興の日本史』(以上、東洋経済新報社)、『名言で読む幕末維新の歴史』(講談社)、『しぶとい戦国武将伝』(河出書房新社)、『戦国時代用語辞典』(学習研究社)、『信長 戦国城盗り物語』(だいわ文庫)、『直江兼続─戦国史上最強のナンバー2』『坂本龍馬─手紙にみる真実の姿』(以上、アスキー新書)、『新説前田慶次』(新人物往来社)、『徳川幕府・創業三代の百年闘争』(成美文庫)、『天守を巡れば歴史が見える』(ソフトバンク新書)などがある。