末木文美士 5件 人気順 新着順 増補 日蓮入門 ──現世を撃つ思想 末木文美士 日蓮の思想は、近代日本において超国家主義者に信奉されるなど、時に危険なイデオロギーとも目されてきた。だが、実際の著作を読んでゆくと、真の日蓮は一筋縄ではゆかない、実に多面的な思想家であることに気付くだろう。政治権力に挑戦する闘う思想家、孤独で内省的な理論家、ユートピアを思い描く夢想家、おおらかな現実主義者など。魅力的なその人柄に触れつつ、『立正安国論』『三大秘法抄』などの遺文をひとつひとつ読み解き、多彩で奥深い思想世界を探る。ちくま新書版に増補をくわえて刊行する。 935円 死者と霊性 末木文美士 原発事故とコロナ禍は,否応なく見えざるものの力を思い知らしめた.見えざるものである死者たちと私たちの関係にも,いま新たな変化が生じている.末木文美士,中島隆博,若松英輔,安藤礼二,中島岳志,眼に見えない領域をめぐって独自の思索を続けてきた五名が,死者と霊性をキーワードに,来るべき時代について討議する. 946円 日本宗教史 末木文美士 『記・紀』にみる神々の記述には仏教が影を落とし,中世には神仏習合から独特な神話が生まれる.近世におけるキリスト教との出会い,国家と個の葛藤する近代を経て,現代新宗教の出現に至るまでを,精神の〈古層〉が形成され,「発見」されるダイナミックな過程としてとらえ,世俗倫理,権力との関係をも視野に入れた,大胆な通史の試み. 924円 日本思想史 末木文美士 古代から現代にいたるまで,日本人はそれぞれの課題に真剣に取り組み,生き方を模索してきた.その軌跡と厖大な集積が日本の思想史をかたちづくっているのだ.〈王権〉と〈神仏〉を二極とする構造と大きな流れとをつかみ,日本思想史の見取り図を大胆に描き出す.混迷の今を見据え,未来のために紡がれる,唯一無二の通史. 968円 現代仏教論(新潮新書) 末木文美士 震災、高齢化、自殺者増……、多死社会の到来を目前にして、この国はなすすべもなく立ち竦んでいる。これまで問題を封印してきたツケが一気に回ってきたのだ。我々はいかに死者と対峙すべきか――。その智慧は仏教にある。ブッダの時代以来、死者と関わり続けてきた仏教が現代に果たすべき役割は小さくない。震災と仏教、死者供養の原点、業と輪廻、仏教離れの本当の理由など、死者の問題を中心に現代仏教を問い直す。 660円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 末木文美士