アジョシ

01:59:28
動画ポイント対象
330円
R-15 この作品は15歳未満は視聴することができません
悲しい過去を抱えて生きるテシク。 ただ一人心を通わせる孤独な少女ソミが誘拐された時、テシクは今度こそ、大切な人を守り抜くと誓うのだが──。 街の片隅の古ぼけたビルで質屋を営み、世間を避けるように生きているテシク(ウォンビン)。家族も恋人もなく、質屋の客以外で訪ねてくるのは、隣の部屋に住む少女ソミ(キム・セロン)だけだ。母親と二人暮らしのソミもまた、いつも一人ぼっちだ。クラブダンサーの母は自分の暮らしで手いっぱいで、娘の世話はもちろん、お小遣いさえろくに与えようとしない。ソミはテシクを"アジョシ=おじさん"と呼び、たった一人の友だちとして慕っていた。 ある日、通りの真ん中でソミに出くわすテシク。「ソミはカバンを盗もうとした」と訴える女から、警官に突き出されていた。母親の連絡先を教えろと迫られたソミは、思わずテシクをパパだと指さすが、テシクは黙って立ち去ってしまう。その夜、「おじさんも私が恥ずかしくて知らんぷりしたんでしょ?」とソミに責められ、言葉を失うテシク。ソミはハラハラと涙を流しながらこう言った。「でも嫌いにならない。おじさんまで嫌いになったら、私の好きな人がいなくなっちゃう」。テシクは、寂しさに震える小さな背中を見送るしかなかった。 テシクが帰宅すると、店には見知らぬ男たちが待っていた。ソミの母親が犯罪組織から盗んだ麻薬を隠したバッグを、質に入れていたのだ。男たちは麻薬を取り戻すと、ソミと母親を拉致していく。テシクは全速力で車を追いかけるが、「助けて、おじさん!」と叫ぶソミの姿は、あっという間に消えてしまった。 「とにかく素早いんだ」「銃にビクともしなかった」と、組織の男たちはテシクの身のこなしに驚く。組織を仕切るマンソク兄弟(キム・ヒウォン、キム・ソンオ)は、テシクをおとりにする計画を立てる。ソミと母親の命と引き換えに、テシクに麻薬の運び屋を引き受けさせて現場を通報、取引相手もテシクも一気に警察に引き渡そうという筋書きだ。 筋書きは実行され、さらに恐ろしいワナが用意された。テシクが使った車のトランクに、臓器を抜かれたソミの母親の死体が入っていたのだ。殺人と臓器売買の容疑で逮捕されるテシク。警察がテシクの身元を調べると、前科も薬物反応もなく、なぜか1998年から2006年までの記録が抹消されていた。 取調官の隙をついて、いとも簡単に逃走するテシク。同じような年頃の子供たちと、見知らぬ家に軟禁されるソミ。そして、捜査官の元にテシクの情報が届く。テシクは情報特殊部隊の元要員で、主な任務は暗殺。2006年の交通事故を最後に記録は途絶えていた。その時、即死した同乗者は妻だった──。 もう二度と、愛する者を失いたくない──テシクはソミを守り抜くと決意し、一人で組織に乗り込むのだが…。
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  • スタッフ
    監督 : イ・ジョンボム 武術監督 : パク・ジョンリュル
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