警視庁物語 魔の最終列車

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330円 夜明け前の東京を目指す東北本線上がり貨物四二六列車。最後尾の郵便貨車の中では3名の乗務員が郵便物の整理に励んでいた。その3名が次々と凶弾に倒れる。2名が死亡、1名が重傷を負った。報告を受けた警視庁捜査一課は、直ちに現場に出動する。現場検証から複数犯であること、凶行に使用された拳銃はスペイン製32口径ゲルニカ銃であること、犯人は凶行後、赤行嚢を奪って列車外に逃れ、待機していた共犯者と逃走した事等の事実が浮かび上がってくる。捜査一課は凶行が発生した場所の特定に努め、数個のゲルニカ拳銃の薬莢と共犯者が使用したとおぼしき車の轍を発見する。その轍を辿って地取りを続けた結果、道路上に捨てられていた四二六列車の通過時刻をメモした一片の封筒が発見される。宛先は江東区の木村雄三。捜査一課は木村の家を尋ね当てるが、木村は数日前から行方不明になっていた。翌朝、中央線の線路上に轢死体となった木村が発見される。そばには、ゲルニカ拳銃が落ちていた。だが、木村の死体の銃創はゲルニカ銃のものではない。何者かが木村を射殺後、死体を轢断させたものと断定された。
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  • スタッフ
    監督 : 小沢茂弘 脚本 : 長谷川公之
(C)東映

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