博徒解散式

01:30:28
5点
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330円 昭和41年、岩崎組幹部の黒木徹は8年間の刑期を終え、出所してくる。折からの暴力団殲滅作戦と県警の新本部長に前田というやり手が乗り込んできたことで、岩崎組長に対して組解散を要求してくる。そのため、仕方なく幹部連中とは表面上は絶縁するが、残された組員たちの行く末を案じ、全面解散には応じなかった。黒木は、組直系の岩崎運輸を預かることになる。また、他の幹部たちもみな会社を持ち、金儲けに精を出していた。8年の間に、岩崎組三羽鴉と言われていた自分、唐沢、そして河西はすっかり変わってしまった。唐沢は運輸会社の社長に納まり、もうヤクザは古いとのたまう。一方、河西は身を持ち崩し麻薬中毒となっていた。早速、岩崎運輸の仕事に精を出すが、利益と言えば、人夫のサヤを取るしかなかった。沖仲仕の数を減らしてピンハネすれば、それだけ一人での仕事の比重は大きくなる。部下である片腕、小池、権藤らを現場監督に使うが、沖仲仕たちとは、険悪な雰囲気になる。また、県警の前田の差し金により、岩崎運輸に一切の仕事を発注しない協定が全船会社に指示されたことを唐沢から聞き及ぶ。そんな中、岩崎組長が倒れる。その苦境を知った唐沢が、仕事を提供してくれるが、その仕事は儲けが薄く、きつい仕事であった。そのため、沖仲仕との反目により、小池がモッコに轢かれて死んだ。事故か、故意か?かねてからの過重労働に憤慨した金山たち沖仲士の連中が暴動を起こす。だが、この暴動を陰で操っていたのは唐沢だった。会社の後始末のために、黒木は岩崎に賭場の開帳の許しをもらう。元幹部たちを賭場で待つが誰一人来る者はなかった。そして、賭博罪で逮捕される黒木。警察へのタレコミは、勿論唐沢の仕業であった。拘留中、刑事から舎弟分のイサオ、片腕、そして権藤が死んだ事を知らされる。唐沢に寝返った権藤に対するイサオと片腕の制裁によって起こった事件であった。そして、倒れていた岩崎組長も亡くなる。これで岩崎組も終わりであった。すべては、唐沢たち幹部グループの裏切りによる悲劇だった。そして、釈放になった黒木にドスを向ける奴がいた、河西だ。唐沢からの差し金によるものだった。黒木は廃人のような河西を斬り捨てる。開港百年祭の日、黒木は唐沢新港運輸ビルへと足を向ける。唐沢を追い詰めると、根性もなく命乞いをする唐沢。そんな唐沢にドスをくれてやり、一対一の正面からの勝負を挑み、唐沢を刺殺するのであった…。
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レビュー・口コミ(1件) 一覧へ

  • ハラハラドキドキの展開の連続でした。
    とても面白かったのでもう一度見たいです。

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    5点
    ななな16さん
  • スタッフ
    監督 : 深作欣二 脚本 : 神波史男、長田紀生 音楽 : 冨田勲 撮影 : 星島一郎
(C)東映

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