あらすじ

脳疾患が招く麻痺、記憶障害、失語症――。脳外科医が診るのは、脳ではなく人生。元・脳外科医が書く超本格医療ドラマ!/日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。アメリカの病院から郊外の主幹病院にやってきた三瓶友治は空気を読まない。それは、少しの遅れが人生を左右する脳外科医ならではのふるまいでもあった。「脳内血腫」「第4脳室腫瘍」「失語症」の症例を収録。

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  • アンメット ーある脳外科医の日記ー(8)
    アンメット ーある脳外科医の日記ー(8)
    『リエゾン ーこどものこころ診療所ー』のヨンチャン氏、共鳴!!「ある日、突然『普通』ではなくなった人々を診る脳外科医。児童精神科医とは分野が違えど、患者のこれからを考える姿勢には共通する想いを感じます。」日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。助手として参加した手術をきっかけに、かつて綾野に告白されたことを思い出した川内ミヤビ。二人で過去を辿り、さらなる記憶を取り戻そうとするが、そこに婚約者である三瓶が出くわして―――。一方、西島グループによる綾野病院の再編計画は、いよいよ大詰めを迎えていた。「スポーツ関連脳震盪」「神経膠芽腫(グリオブラストーマ)」「ラクナ梗塞」の症例を収録。
  • アンメット ーある脳外科医の日記ー(9)
    アンメット ーある脳外科医の日記ー(9)
    『リエゾン ーこどものこころ診療所ー』の竹村優作氏、黙考!!「逃亡も先送りも許されない、生死の決断。当事者として、家族として、自分ならどうするかという問いが胸に迫ります。」日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。丘陵セントラル病院に新たに加わった、言語聴覚士の五十嵐詩織。三瓶たちも一目置く敏腕さを前に落ち込むミヤビは、次第に自らも障害を抱えるからこそできる患者へのアプローチを見出していく。そして、丘陵セントラル病院の未来を左右する地域医療構想会議の開催が迫る―――。「ウェルニッケ失語」「びまん性軸索損傷」の症例を収録。
  • アンメット ーある脳外科医の日記ー(10)
    アンメット ーある脳外科医の日記ー(10)
    暴走トロッコの進路を切り替え、5人を救うために1人を犠牲にすべきか?脳外科医が導く「トロッコ課題」の正解とは。そして迫られる、生命の選択。日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。西島グループによる綾野病院の買収計画が進む中、厚生労働省が主導する地域医療構想会議が開かれる。一方、事故で重傷を負った父・勲の代理を務める綾野は、過疎地医療の現実を目の当たりにしていく。錯綜する事情の中で、綾野が選び取る医療の形。そして三瓶が巻き込まれる、モラルジレンマ。「地域医療構想」「穿通外傷」のエピソードを収録。
  • アンメット ーある脳外科医の日記ー(11)
    アンメット ーある脳外科医の日記ー(11)
    No Man's Land(ノー マンズ ランド):無人地帯。それは、医学的に人がメスを入れてはならない領域――。日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。新たに綾野を迎えた丘陵セントラル病院。記憶障害のミヤビは、綾野の妻となった麻衣の口から、国際学会で三瓶と出会っていた過去を知らされる。キャリアを捨ててまで自分を救おうとしていた三瓶。その思いに背中を押される形で、ミヤビは関東医大の大迫に記憶障害にまつわるカルテの開示を要求する。そして明かされる、三瓶と大迫の道を分けた因縁――。「片頭痛」「脳動静脈奇形」「髄腔内投与」「No Man's Land」のエピソードを収録。
  • アンメット ーある脳外科医の日記ー(12)
    アンメット ーある脳外科医の日記ー(12)
    昭和40年、高度経済成長期の日本。かつて知能に障害を持つ子供は、「精神薄弱」と呼ばれていた――。日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。関東医大から准教授のポストを用意された星前は、自身の理想の医療をめぐり、葛藤する。そしてそれは、西島会長が丘陵セントラル病院に仕掛ける策謀の、最初の一手に過ぎなかった。一方で会長の暴走を止めるべく動きだした大迫教授。脳外科医としての地位にこだわる彼が目にしてきたのは、昭和の時代の障害者対策が抱えていた問題、その痛みだった。「Talk and Die症候群」「ptsd」「重症児」のエピソードを収録。
  • アンメット ーある脳外科医の日記ー(13)
    アンメット ーある脳外科医の日記ー(13)
    過去に引き起こされた数々の交通事故――。後遺症のある脳疾患患者に自動車運転は許されるのか?日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。その患者の多くがなんらかの後遺症と闘っている。大迫教授の証言もあり、辞任を余儀なくされた西島会長。丘陵セントラル病院ではミヤビが実績を認められる形で看護補助業務を卒業し、脳外科に専念することに。さらには脳外科を救急部から独立させ、新たに脳外科部長を定めようとしていた。そこに加わったのは作業療法士の今市太郎。以前から今市を知る言語聴覚士の五十嵐は、治療方針をめぐって次第に彼との対立を深めていく。「エンパワーメント」「運転再開」のエピソードを収録。※他作品の試し読みが巻末に収録されておりますが、本作の収録ボリュームや価格に影響はございません。
  • アンメット ーある脳外科医の日記ー(14)
    アンメット ーある脳外科医の日記ー(14)
    記憶障害を抱える脳外科医が、医者としての自身を取り戻す。日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。その患者の多くがなんらかの後遺症と闘っている。自分の意図とは無関係に手が動いてしまう患者は長い間、他人からの疑いの目にさらされてきた。時に無意識の認知バイアスが、人を追い詰めていく。そして存在しないはずの手足が痛む幻肢痛に苦しみ、生きる目的を失った男は、やっかいな同室の患者に悩まされる。一方でミヤビは脳外科医として患者に寄り添う日々のなかで、婚約者である三瓶の頑なな態度に疑念を抱く。なぜ三瓶は執拗にミヤビを救おうとし、また、自分自身をないがしろにしてしまうのか。「エイリアンハンド」「幻肢痛」のエピソードを収録。
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