天文ガイド編集部 96件 人気順 新着順 天文ガイド2024年6月号 天文ガイド編集部 ■特集:12P/ポン・ブルックス周期彗星 1812年の発見以来、7回の出現記録が残る周期71年のポン・プルックス彗星は、アンドロメダ銀河の近くを通過し見応えのある光景となりました。 その後順調に増光し見ごろをむかえた12P/ポン・ブルックス周期彗星は、4月初旬にアウトバーストをしたと見られ、3等級に増光し、彗星の姿にも大きな変化が見られました。そこで3月後半から4月にかけて撮影された彗星の姿を紹介します。 ■2024年4月8日の皆既日食 2024年4月8日に、メキシコ、アメリカ、カナダを横断して見られた皆既日食。日本からも大勢の日食ファンが皆既日食をを求めて、これらの地域へ遠征されました。6月号では、メキシコ・トレオン、アメリカ・テキサス州ダラスでの皆既日食の様子、天体写真家の沼澤茂美さんのアメリカ・テキサス州ウェーコでとらえた皆既日食の様子を紹介します。 ■リモート天文台のススメ すばらしい星空のもとで天体写真を撮りたい! という想いをこれまで実現する唯一の手段は遠征撮影だったが、近年、天体写真ファンの間でリモート天文台への関心が高まっている。機材の稼働率が上がり、天体写真が俄然楽しくなるという。今回は和歌山県すさみ町にある、アイデアと工夫が詰まって“なんちゃってリモート天文台”を紹介します。 ■海外レンタル望遠鏡による リモート撮影 レンタル式のリモート天文台にオンライン接続で撮像、という撮影方法をよく聞くようになりました。そこで、海外レンタル望遠鏡によるリモート撮影どんなものなのか、どうすれば申し込めるのか、どんなことができるのか、費用はどれくらいかかるのかなど、疑問と不安に答えます。 1,100円 天文ガイド2024年5月号 天文ガイド編集部 ■特集:12P/ポン・ブルックス周期彗星が4月に見ごろを迎える 1812年の発見以来、7回の出現記録が残る周期71年のポン・プルックス彗星が、その尾を長くのばしながら地球に接近中です。4月21日の近日点(太陽に接近)に向けて、次第に明るさが増すとともに、その尾も次第に伸びてきています。3月9日には、アンドロメダ銀河の近くを通過し、見応えのある光景となりました。 今月は、彗星の軌道計算において世界的権威の中野主一さんが彗星の解説とともに、彗星写真の第一人者である津村光則さんが撮影した、最近の12P/ポン・ブルックス周期彗星の画像を紹介しつつ、4月初旬から中旬にかけて、夕方西の空に見える12P/ポン・ブルックス周期彗星の見え方について解説します。 ■【2024注目の天文機材はこれだ】 大盛況だったCP+2024。会場に出展した天文メーカーのブースでは、多数の新製品や参考出品が展示されました。注目の天文機材をピックアップして詳しく紹介します。併せてシグマの大口径対角魚眼レンズの15mm F1.4の実写撮影レポートも掲載します。 ■カイロス・ロケット打上げ 2024年3月13日11時01分12秒。和歌山県串本町のスペースポート紀伊から、小型固体燃料ロケット、カイロス初号機が打ち上げられました。成功すれば人工衛星を軌道投入した国内で民間初となるロケット打上げとなりましたが、リフトオフ5秒後に自立飛行安全システムが不具合を検知し、飛行中断措置がとられました。打上げ見学場には、ロケット打上げを見ようと多くの人が訪れました。ロケット打上げの様子や打上げ見学場で出あった方々を紹介します。 ■星空観賞便 西穂高岳への玄関口、新穂高ロープウェイでは、通常の営業時間の後、期間限定で夜間にロープウェイを運行し、標高2156mのクリアーな空に広がる満天の星を楽しんでもらうサービス「星空観賞便」を行なっています。そこで2月に開催された「星空観賞便」に実際に参加し、そのとき見られた美しい星空の様子とともに「星空観賞便」に参加されていた方々の様子を紹介します。 1,100円 天文ガイド2024年4月号 天文ガイド編集部 ■【小型月着陸機SLIM 月に立つ】 塚田 健 月面への10m程度以下の精度でピンポイント着陸を成功させたJAXAの小型月着陸実証機「SLIM」について、月面への降下時に発生したトラブル、連鎖的に起こった困難な状況を乗り越え、月面上での観測開始までに至る経緯を解説します。 ■【12P/ポン・ブルックス周期彗星の振舞いと見どころ】 津村光則 71年ぶりに回帰する12P/ポン・ブルックス周期彗星が明るくなってきました。そこでこれまでのポン・ブルックス周期彗星の活動を振り返り、彗星が見ごろとなる3月下旬から4月中旬にかけての彗星の様子を紹介します。 ■【半影月食を知る・見る・撮る】 榎本 司 3月25日の宵、半影月食が起こります。半影月食は2023年5月以来およそ1年ぶりとなります。国内では九州より西の地域を除いたエリアで、日没直後に東の空から地球の半影に食されたまま昇ってきます。この記事では「半影月食」を楽しむための観察方法、撮影方法、撮影方法を紹介します。 ■【皆既日食撮影の最前線】 土生祐介 「日食撮影の最前線」として日食撮影のさまざまな取り組みを紹介していますが、4月号では、高精細皆既日食画像をねらう機材と疑似輪郭抑制処理について解説します。 1,100円 天文ガイド2024年3月号 天文ガイド編集部 ■【特集 大口径望遠鏡が集う スターパーティ】 津村光則ほか 和歌山県 近畿地方でも有数の暗い星が良く見えるスポットとして有名な和歌山県すさみ町にディープ・スカイファン有志によって開催された天体観望イベントの開催リポートです。 大口径の66cm、50cm、55cm、45cm×2台のドブソニアン望遠鏡などが大集結。イベントに参加された人の大口径望遠鏡で天体をのぞいた際の感動をお伝えします。 ■【小型月着陸実証機「SLIM」、日本初の月面着陸に成功】 荒舩良孝 2024年1月20日00時20分ごろ、日本初の月面着陸に挑戦した小型月着陸実証機「SLIM」が月面への軟着陸に成功しました。なお、記事は着陸直後のSLIMの様子を紹介しています。 なお、着陸当日に行われた記者会見の様子は天文ガイドYoutubeチャンネルでも見ることができます。 ■月と桜の共演を切り撮る 榎本 司 春を迎え各地で桜が咲き始め、3月になると南の地方から満開となり桜前線が北上していきます。その咲き誇る満開の桜と満月を一緒に撮影する際のノウハウを、天体写真家の榎本司さんが、作例をもとに解説します。 ■【皆既日食撮影の最前線】 高橋裕一 「日食撮影の最前線」として、さまざまな日食撮影の取り組みを紹介していますが、3月号では、例年レベルアップを続ける皆既日食のコロナの撮影において、「Python」を用いて作成した自作プログラムによる「コロナの画像処理」について解説します。 ■【第2回 星空に会いに行く・撮りに行く】 成澤広幸 成澤広幸さんの新連載の3回め。成澤さんが星空撮影の活動を通して出会ったことや気づいたことから、“天文ファンのみなさんにぜひ伝えたい”トピックを毎号紹介していきます。3月号は2023年4月に南半球のオーストラリア遠征で出会った星空と遠征時のノウハウの話です。 1,100円 天文ガイド2024年2月号 天文ガイド編集部 ■【特集 すばる望遠鏡25年の歩み】 塚田 健 1991年1月にファーストライトを迎え、完成当時、世界最大の1枚鏡をもつ反射望遠鏡だった「すばる望遠鏡」。以後25年にわたり天文学の最先端を走り続け、数々の成果を挙げてきました。2022年度には、すばる望遠鏡の機能を大幅に強化し、天文学の研究に新たな地平を切り拓くプロジェクト「すばる2」が始動しました。ファーストライト25周年を機に、すばる望遠鏡を改めて概観しつつ、これまでの観測成果を振り返ります。 ■【2061年7月に向けて折り返し ハレー彗星が遠日点を通過】 塚田 健、写真:藤井 旭、津村光則、中西アキオ、及川聖彦 約76年周期で太陽の周りを公転し、数ある周期彗星の中で、名誉ある1Pの符号が与えられているハレー彗星。彗星は2023年12月9日、軌道上で太陽からもっとも離れた点=遠日点を通過したとみられ、今後、彗星は時々刻々と太陽に、そして地球へと近づいてくきます。次に太陽にもっとも近づくのは2061年7月。遠日点を通過したこのタイミングで、ハレー彗星の雄姿を振り返ります。 ■北海道でとらえた低緯度オーロラ 佐野康男、河内牧栄 2023年12月1日、北海道各地でオーロラが出現しました。極地より低い緯度で見られる「低緯度オーロラ」で、赤味を帯びたその姿が肉眼でもとらえられました。オーロラの見られた2日半前に発生した、中規模フレアによるCME(コロナ質量放出)があり、今回のオーロラはその影響とみられます。北海道名寄市・なよろ天文台の元・台長である佐野康男氏、アラスカ在住の写真家・河内牧栄氏がそれぞれ観測地でとらえたオーロラを紹介します。 ■【皆既日食・コロナ撮影の課題】 塩田和生 近年、以前よりかなりレベルアップした皆既日食のコロナの撮影画像が発表されるようになりました。2023年12月号から「日食撮影の最前線」として、さまざまな日食撮影の取り組みを紹介していますが、本稿では、2024年現在における、皆既日食のコロナ撮影の課題を整理して紹介します。 ■【新連載 星空に会いに行く・撮りに行く】 成澤広幸 「星空撮影QUICKガイド」に代わり、成澤広幸さんの新たな連載が開始。成澤さんが星空撮影の活動を通して出会ったことや気づいたことから、“天文ファンのみなさんにぜひ伝えたい”トピックを毎号紹介していきます。今回は天文ライブ配信についてです。 1,100円 天文ガイド2024年1月号 天文ガイド編集部 ※デジタル版の別冊付録のカレンダーは取り外しできません。 ■【別冊付録 2024年アストロカレンダー】 平井裕磨、森 幸絵 特別付録は好評のミニ・カレンダー。「読者の天体写真」入選歴のある平井裕磨さん、森 幸絵さんの星空風景写真で構成しました。平井さん、森さんにカレンダー掲載作品の紹介とふだんの撮影活動を紹介した特別ページも掲載しています。 ■【特集 2024年注目の天文現象】 沼澤茂美 2024年にぜひ見たい注目の天文現象をダイジェストで紹介。最注目は今秋の増光が予報されているC/2023 A3紫金山・アトラス彗星のほか、2024年に2回起こるスピカ食、土星食、流星群や惑星の集合ほか、見逃せない現象をセレクトして紹介しました。2024年の観測計画にお役立てください。 ■【撮影と眼視観察性能を追求 ビクセンVSD90SS】 中西アキオ 2022年のCP+会場で開発発表されて以降、多くの天文ファンから発売を心待ちにされていたビクセンの屈折望遠鏡「VSD90SS」が発売開始なりました。本機の特長は写真撮影性能だけでなく、眼視観察性能も高く両立していること。中西アキオさんが、いち早く試作機を借りフィールドで試写。作例をもとに本機のインプレッションを紹介します。 ■【皆既日食撮影の最前線 皆既日食の冷却CMOSカメラでの撮影と眼視観察】 津村光則 皆既日食の撮影の最新動向やテクニックを紹介する短期集中連載の第2回。今回はベテラン天文家の津村光則さんの取り組みを紹介します。2023年4月オーストラリア日食で、冷却CMOSカメラを初めて使用。その導入から撮影結果までを紹介。あわせて撮影と同時に眼視観察にも注力した日食観測方法を紹介します。 ■【新連載 星空に会いに行く・撮りに行く】 成澤広幸 「星空撮影QUICKガイド」に代わり、成澤広幸さんの新たな連載が開始。成澤さんが星空撮影の活動を通して出会ったことや気づいたことから、“天文ファンのみなさんにぜひ伝えたい”トピックを毎号紹介していきます。 1,100円 天文ガイド2023年12月号 天文ガイド編集部 ■【南半球の星空観望&VR撮影 南米チリ・リモート観測所の星空を見に】 須永 閑 日本からチリでのリモート天体写真撮影を行う「チリ・リモートプロジェクト」(2023年7月号で紹介)。メンバーである天体写真家の須永 閑さんはリモート撮影をするうちに、「実際にチリの星空を見たい」と思い立ち、遠征に出発。観測所のあるチリのウルタド高原とアタカマ砂漠で星空観望と星空VR動画を撮影した様子を紹介します。 ■【X線分光撮像衛星XRISM、宙へ!~熱く激しい宇宙を見つめに】 塚田 健 2023年9月7日、H-IIAロケットで打ち上げられたX線分光撮像衛星「XRISM」(クリズム)。先代のX線観測衛星「ひとみ」を失ってから約7年、最新鋭機となるXRISMによる観測の内容、そこからどのような宇宙の姿がわかるのかをかりやすく紹介します。また、初代X線観測衛星「はくちょう」以来、世界のX線観測を牽引してきた日本のX線天文衛星の歩みも振り返ります。 ■【サイトロンジャパン天体写真コンテスト2023入賞作品発表】 サイトロンジャパンが同社創立60周年を記念して2021年にスタートした天体写真コンテスト。その第3回目となる2023年のコンテストが開催されました。今回のコンテストは過去最多の320作品を超える応募がありました。厳正な審査を経て決定した各賞を天文ガイド誌上で発表します。 ■【皆既日食 コロナの撮影と画像処理の最新動向】 塩田和生 皆既日食の撮影と画像処理は、新しい機材と処理技術の登場により、現在も進化し続けています。その最新動向を日食写真撮影のエキスパート・塩田和生さんのナビゲートで紹介する集中連載がスタート。塩田さんが注目する、機材やテクニックについて、複数の日食撮影者の取り組みを詳しく紹介していきます。 1,100円 天文ガイド2023年11月号 天文ガイド編集部 ■【2等級に増光! 雄姿を見せた西村彗星C/2023 P1】 津村光則、山崎明宏 静岡県掛川市のアマチュア天文家・西村栄男さん(74歳)が8月13日未明に発見したC/2023 P1西村彗星(西村さんは2年ぶり、通算3個目の新彗星発見)は、その後、順調に増光し、明け方の東の低空で9月10日ごろまでに4等級でとらえられ、尾が10°近く伸びた様子がとらえられました。9月18日に近日点を通過するころは、夕方の西空に回って、2等級まで増光しましたが、低空のため観測は困難でした。注目の彗星をとらえた画像を紹介します。また、津村光則氏、山崎明宏氏の観測記も紹介します。 ■【地上の星が生まれて100年 プラネタリウム誕生~その歴史と未来】 塚田 健、佐藤直美 2023年10月21日。いよいよ近代的プラネタリウムが誕生してから100年を迎えます。 プラネタリウムは100年前にドイツ・イエナの地で生まれ、1923年10月21日、関係者向けとはいえ初めてその光が灯されました。映し出された星空に開発者たちの感動もひとしおだったことでしょう。1925年5月7日にはプラネタリウムの一般公開がドイツ博物館で始まり、星空の美しさは“イエナの驚異”と称えられました。 それから100年、プラネタリウムは世界中に広がり、そして、我が国にも。この特集ではプラネタリウムの歴史を振り返りつつ、その“現在と未来”に目を向けます。 ■【だれもが簡単に確実に、美しい天体写真が撮れる ZWO Seestar S50】 沼澤茂美 だれもが簡単に天体の美しさを体験できるにもかかわらず、高価ゆえにだれでも手にできるとは言いがたかったスマート望遠鏡。そんな現状を一気に変えそうなのがZWOから発売された「Seestar S50」。軽量でコンパクト、撮像性能もすばらしく、大きな注目を集めています。話題の製品を詳しく紹介します。 ■【4年ぶりのリアル開催! 胎内星まつり2023レポート】 井川俊彦 4年ぶりの通常リアル開催が実現した「胎内星まつり2023」は、記念すべき40周年ということもあり、国内外から多くの参加者でにぎわいました。日中は星まつり史上類を見ない酷暑でしたが、2晩とも星空が広がりました。久々に会場内を駆け巡り、その様子をレポートします! 1,100円 天文ガイド2023年10月号 天文ガイド編集部 ■【特集:ファーストライトから1年 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が見た宇宙】 塚田 健、沼澤茂美 2021年10月25日に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)。打上げのおよそ1ヵ月後に太陽-地球系のラグランジュ点L2を周回するハロー軌道に到達、JWSTは2022年7月11日から13日にかけて最初の観測画像・データが公開されました。1年が経ち、JWSTは数々の科学的成果を挙げ、また、美しい宇宙の姿を私たちに届けてくれました。ファーストライトから1周年を機に、JWSTが“見た”宇宙をビジュアルに紹介します。 ■【C/2023 P1西村彗星発見!】 井川俊彦 8月13日3時43分、静岡県掛川市のアマチュア天文家・西村栄男さん(74)が新彗星C/2023 P1を発見しました。東北東の低空(ふたご座領域内)に光度10.3等での発見でした。西村さんは前回2021年7月にC/2021 O1彗星を発見しており、わずか2年での新たな発見という快挙でした。発見の経緯とともに、8月下旬~9月上旬に予報光度4~5等級で見ごろとなる彗星の詳しい情報も紹介します。 ■【日本で見られるのは18年ぶり 9月21日のアンタレス食】 早水 勉 9月21日の日没ごろ、さそり座の1等星アンタレス(1.1等)が月に隠されるアンタレス食が全国で見られます。日本で見られる好条件の1等星食としては5年ぶり、アンタレス食は18年ぶりとなる。アンタレス食の予報とメカニズム、観察の方法を紹介します。 ■【「Pro」の名を冠したアストログラフ Askar FMA180pro、FRA300Pro】 中西アキオ 高品質の屈折望遠鏡のラインナップを展開している中国Askarブランド。特に「Pro」の名を冠し、天体写真撮影を意識して造られたモデルは、大きく注目されています。「Pro」モデルのうちFMA180 pro、FRA300Proの2種のアストログラフをオーストラリアに持ち出し、試写を行いました。注目のモデルを作例とともに紹介します。 1,100円 天文ガイド2023年9月号 天文ガイド編集部 ■【特集:ペルセウス座流星群-観察する&撮る】 ペルセウス座流星群の特徴と観察、撮影、動画撮影/及川聖彦 2023年ペルセウス座流星群の観察チャンスはいつ?/長田和弘 2023年のペルセウス座流星群は月明かりの影響もなく、数年ぶりの好条件です。 今回の流星群をより興味深く楽しむために、ペルセウス座流星群の活動の特徴、観察ガイド、 流星の静止画撮影の基本的な方法と動画撮影のメリットについて紹介します。 ■【最近の機材による流星のビデオ観測[後編]】 藤井大地 機材の進歩により、流星の撮影もより手軽にできるようになりました。 最近の機材を活用した流星のビデオ観測について紹介した8月号の前編に続き、 後編では「ATOMCam」による流星のビデオ観測、およびビデオ観測で得られた観測例を紹介します。 ■【ダスト・トレイルモデルによる流星群予報とは?】 佐藤幹哉 かつては「流星群の予報は水物」、突発出現する流星群を予報することは不可能ともいわれましたが、 近年は精度良く予報できる流星群も増えてきました。 これにはダスト・トレイルモデルによる研究が大きく貢献しています。 2022年5月にヘルクレス座τ流星群の突発出現の可能性を指摘し、予報通りの出現を観測した佐藤幹哉氏に、 ダスト・トレイルモデルによる流星群予報について解説してもらいました。 ■【SDシリーズ鏡筒の改良モデル ビクセンSD103SII&SD115SII鏡筒】 中西アキオ ビクセンの屈折望遠鏡SDシリーズは、色収差の補正に有利なSDガラスを採用した、 基本的には眼視用の高性能な屈折望遠鏡です。 シリーズの大口径モデルであるSD103SとSD115Sが2023年のCP+でリニューアルして登場。 どのような改良がなされたのか、フィールドで試写した作例とともに紹介します。 1,100円 天文ガイド2023年8月号 天文ガイド編集部 ■【特別付録ポスター 2023~2035皆既日食&金環日食カレンダー】 2035年までに起こる皆既日食と金環日食、および金環皆既日食の概要をまとめました。各現象の日食帯と概要、観測地として想定される任意の地点の日食の進行を記載。観測計画にお役立てください。 ■【特集:流星と流星群-しくみを知る・観る】 流星と流星群のメカニズム/阿部新助 流星の眼視観測/長田和弘 流星のビデオ観測/藤井大地 “ゆっくり流星” に注目!?/土屋智惠、井川俊彦 2023年は8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群ともに月明かりのない好条件で「流星群のあたり年」とも言われます。今年の流星群をより興味深く見るために、流星現象のメカニズムや観測方法について知ってみては? 本稿では流星と流星群のメカニズム、流星の観測(眼視観測/ビデオ観測)について紹介しました。 ■【シグマ14mm F1.4 DG DN | Art】 沼澤茂美 6月にYouTubeでの製品発表会で登場したシグマの新レンズ。“星空風景撮影のために開発された”とも言われるそのレンズのスペックは14mm F1.4。大きな注目を集めるこのレンズをさっそくフィールドで試写。撮影結果とインプレッションを紹介します。 ■【板垣公一さんがM101に超新星を発見 SN 2023ixf】 塚田 健 5月20日(日本時)、日本の観測者・板垣公一さんがM101銀河に超新星(SN 2023ixf)を発見しました。地球からの距離が近く、光度も明るく見かけのサイズも大きいため、多くの天文ファンにその姿がとらえられました。発見後も光度を保ち、発見から1ヵ月の後も観測が続いています。読者がとらえた写真を紹介するとともに、SN 2023ixfについて詳しく紹介します。 1,100円 天文ガイド2023年7月号 天文ガイド編集部 ■【4月20日 金環皆既日食レポート】 津村光則、土生裕介、沼澤茂美、塩田和生 4月20日、金環日食から始まり、皆既日食を経て、ふたたび金環日食に戻る、金環皆既日食が起こりました。 日本からおもに豪州に遠征した観測者がとらえた皆既日食画像をギャラリーページで紹介します。 また、2019年のチリ日食以来、4年ぶりとなった皆既日食を新たな方法でとらえた皆既日食撮影について紹介します。 さらに、現地からSTARLINK衛星を使ったLIVE配信の試みも紹介します。 ■【2023年は金星イヤー・これから注目のイベント】 早水 勉 2023年は金星の観察条件が絶好の「金星イヤー」。 この夏、東方最大離角から最大光度となり、観察好期を迎えます。 2023年の金星は赤緯が高く、地平線に沈む時刻も遅いため観察には好条件。 8月に内合を経て「明けの明星」となってからも観察しやすく、 ふたたび9月19日には最大光度となります。 6月13~14日には金星はプレセペ星団に入り、7月11日には金星・火星・レグルスが集合するなど、見応えのある「金星イベント」も起こります。 この夏、見ごろとなる金星の観察ガイドを紹介します。 ■【日本から南半球の星空を撮る「チリ・リモート」プロジェクト】 丹羽雅彦、須永 閑 チリの天体観測所に自身の機材を設置し、日本からリモートで南天を撮影する「チリ・リモート」プロジェクト。 いま日本の天文ファンが南半球の星空をリモートで撮影し、楽しんでいます。 チリの天文家と協力して立ち上げた運営者の丹羽雅彦氏にプロジェクトの全容を紹介してもらいます。 また、「チリ・リモート」を利用中の天体写真家・須永 閑氏に、 どのようにリモート撮影を行っているのかを紹介してもらいました。 ■【HAKUTO-Rミッション1 月面に衝突】 荒舩良孝 日本の宇宙開発ベンチャー「ispace」が、 民間企業で世界初となる、月面着陸に挑んだHAKUTO-Rミッション1。 4月26日に着陸態勢に入ったものの、着陸予定時刻を過ぎても ランダーからの信号を受信することはできませんでした。 ランダーは月面に衝突し、破壊されたものとみられています。 しかし、民間企業が月着陸船の開発・運用に初めて挑み、 月まで無事に到着したことは偉業といえます。ミッションの概要と経過を紹介します。 1,100円 天文ガイド2023年6月号 天文ガイド編集部 ■【星空を求めて遠征する-星空風景撮影スタイル】 渡辺和郎、小林幹也 これから訪れる夏に向けて、「今年は星空を撮りに出かけよう」と考えている人も多いのではないでしょうか? 今回の特集は「星空風景」の撮影にフォーカスし、 北海道の星空風景を精力的に撮影する渡辺和郎さん、関東近郊を中心に遠征撮影をしている小林幹也さんに、 それぞれの「星空風景」の撮影スタイルを紹介してもらいました。 ■【3月24日 金星食ギャラリー/天文ガイド協賛 金星食ツアー】 中西アキオ 3月24日に九州の一部と南西諸島で起こった金星食。 暗い夜空で観測できる金星食としては約11年ぶりの現象です。 食になる地域以外でも月と金星が接近する様子がとらえられるということもあり、注目されました。 しかし、当日は全国的な悪天候となり、食の観測は困難でした。 編集部に届いた金星食の観測にチャレンジした画像をギャラリーページで紹介します。 また、天文ガイドでは沖縄・宮古島での金星食観測ツアーを実施しました。 ツア-の様子も紹介します。 ■【Unistellar社eVscope開発者インタビュー】 沼澤茂美 スマホやタブレットで操作し、簡単に天体をとらえられるデジタル望遠鏡、Unistellar社の「eVcope」。 ニコンと共同開発した接眼部に変わったeVscope2は本誌2022年6月号でも紹介しました。 その開発者であるUnistellar社のCEO(最高経営責任者)とCTO(最高技術責任者)が来日、eVscopeの開発経緯、独自の技術「エンハンスド・ビジョン」による観測画像、同社の今後の展開などを聞きました。 ■【ノチウ-アイヌの星座をたずねて- 第2回】 成瀬裕子 在野の天文家・末岡外美夫さんが遺したアイヌ民族の星座の採集・研究資料をもとに、 アイヌに伝わるノチウ=星の伝承を紹介する新連載の第2回目。 アイヌの人々に語り継がれてきた星座や星の眺め方、独自の宇宙観などを じっくりと紹介していきます。 1,100円 天文ガイド2023年5月号 天文ガイド編集部 【2023注目の天文機材はこれだ】 井川俊彦 4年ぶりにリアル開催となったCP+2023。 会場に出展した天文メーカーのブースでは、多数の新製品や参考出品が展示されました。 注目の天文機材をピックアップして詳しく紹介します。 会場で行われた天文関連セミナーでの様子も紹介します。 【期待の新彗星C/2023 A3ツーチンシャン・ATLAS彗星】 中野主一 2024年10月に増光が期待されるC/2023 A3ツーチンシャン・ATLAS彗星。 近日点通過後の10月11日以降、夕方の空で観測条件がよくなり、 10月12日には地球に0.47auまで接近し、彗星は1等級前後の明るさで観測できることが期待されます。 注目の彗星の詳しい情報を紹介します。 【4月20日の部分日食】 早水 勉 4月20日に小さな食分ながら、久しぶりの部分日食が日本の一部で見られます。 次回、国内で見られる日食は2030年、北海道で金環食となる日食まで見られない。 この貴重な機会を逃さずぜひ見たい現象です。観測のための詳しい情報を紹介します。 【星の楽しみを教えてくれた 藤井旭さん-その活動を振り返る 後編】 大野裕明、冨岡啓行、協力:岡田好之 2022年末に逝去された藤井 旭さんの活動を振り返ります。 1960年代から天体写真家・イラストレーター・文筆家として星の世界で活躍した藤井 旭さん。 その幅広い活動は天文仲間たちで思い付いたアイデアから生まれました。 今回はハレー彗星キャラバンと南天の天文台創設について振り返ります。 また、天文ガイドに掲載された藤井さんの記事も紹介していきます。 1,100円 天文ガイド2023年4月号 天文ガイド編集部 【3月24日金星食を見よう!】 早水 勉、中西アキオ 3月24日に金星食が見られます。暗い空で見られる金星食としては、 2012年8月14日以来11年ぶり。今回は九州南部と南西諸島で起こります。 この金星食の詳しい情報を紹介します。 また、金星食とはならない地域では金星と月の大接近が見られます。 フォトジェニックなこの現象を撮影するためのガイドを紹介します。 さらに、天文ガイド企画の3月24日金星食観測ツアーについても紹介します。 ■【C/2022 E3 ZTF彗星ギャラリーと共同撮影プロジェクト】 津村光則 2022年末から増光したC/2022 E3 ZTF彗星。 読者がとらえた彗星の画像をギャラリーで紹介します。 また、彗星とその尾の構造を詳細に描出することを目指して 複数の撮影者が同時に撮影し、その画像を合成して1つの彗星画像を作る、 「共同撮影プロジェクト」が行われました。その詳細を紹介します。 ■新連載 「ノチウ」-アイヌの星座をたずねてー 成瀬裕子 在野の天文家・末岡外美夫さんはアイヌ民族の星座を採集・研究し、 『人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』という本にその成果をまとめました。 末岡さんの残した資料をもとに、アイヌに伝わるノチウ=星の伝承を紹介する新連載です。 アイヌの人々に語り継がれてきた星座や星の眺め方、独自の宇宙観などを じっくりと紹介していきます。 ■遠征撮影に使える?ポータブル電源 須永 閑 アウトドアや家庭での災害時対応ニーズから、人気が高まっているポータブル電源。 数年前にくらべて手頃な価格で手に入るようになってきました。 100V AC電源だけでなく、スマホのワイヤレス充電機能を備えるなど、 多機能にもなっています。天体観測・撮影でも有用なのか、 人気の高いモデルを数種類ピックアップし、フィールドで使ってみました。 各モデルの使用感を紹介します。 ■【星の楽しみを教えてくれた 藤井旭さん-その活動を振り返る 中編】 大野裕明、中野主一、協力:岡田好之 2022年末に逝去された藤井 旭さんの活動を振り返ります。 1960年代から天体写真家・イラストレーター・文筆家として星の世界で活躍した藤井旭さん。 その幅広い活動は天文仲間たちで思い付いたアイデアから生まれました。 今回はアマチュア天文家たちで創設した白河観測所、 星まつりの原点ともいえるイベント「星空への招待」について振り返ります。 また、天文ガイドに掲載された藤井さんの記事も紹介していきます。 1,100円 天文ガイド2023年3月号 天文ガイド編集部 ■【星の楽しみを教えてくれた 藤井 旭さん-その活動を振り返る 前編】 久幸美雄、阿部 昭、冨岡啓行、協力:岡田好之 2022年末に逝去された藤井 旭さんの活動を振り返ります。 藤井 旭さんは1960年代から天体写真家・イラストレーター・文筆家として星の世界で活躍、 本誌「天文ガイド」では毎月の星空案内記事,小社刊行の書籍『藤井 旭の天文年鑑』をはじめ、 長年にわたり記事を執筆,多数の書籍を刊行されました。 一般的なカメラによる天体写真撮影の普及,白河天体観測所の開設や “星まつり”の原点ともいえる「星空への招待」の開催など、 その活動は多くの天文ファンに影響を与えました。 そんな「星空の楽しみ方」を伝え続けた藤井 旭さんの活動を、 今月から数回にわたり、活動をともにした人々の手記で振り返ります。 また、天文ガイドに掲載された藤井さんの記事も紹介していきます。 ■【C/2022 E3 ZTF彗星を追う】 津村光則 2022年末~2023年始にかけて増光したC/2022 E3 ZTF彗星。 淡いながらもイオンの尾をひき、 ダストテイルとともにその構造を刻々と変化させました。 注目の彗星の変化の様子を津村光則さんの観測画像とレポートで紹介します。 ■【3月24日金星食、4月20日金環皆既日食情報】 中西アキオ、編集部 3月24日に金星食が見られます。暗い空で見られる金星食としては、 2012年8月14日以来11年ぶり。今回は九州南部と南西諸島で起こります。 この金星食の詳しい情報を紹介します。 さらに、4月20日にはオーストラリアや東ティモールで金環皆既日食が起こります。 天文ガイドでは、金星食の観測ツアー(講師・中西アキオ氏)と 金環皆既日食を観測するための豪州ツアーを企画しました。 現地での観測情報と観測ツアーについて紹介します。 ■【天体観望&撮影 おすすめグッズ2023】 小林幹也、成澤広幸、竹本宗一郎、清末友洋、打海将平 天文家がおすすめする天体観望&撮影に役立つグッズを紹介。 防寒グッズをはじめ、天文家が実際に使用している観測を快適にするアイテムを 紹介します。いずれもこの冬の観測におすすめグッズです。 1,100円 天文ガイド2023年2月号 天文ガイド編集部 ■【特集:南極老人星カノープスを見よう】 牛山俊男 低空まで晴れ渡った夜、真冬の星空を彩る7つの1等星が正中する中、 そのはるか南に姿を現わすもう一つの1等星が、りゅうこつ座のカノープスです。 カノープスはシリウスに次いで全天で2番目に明るい星。 地平線すれすれの低い位置で輝くため、中国では、 見ることができると縁起の良い“南極老人星”と言われています。 観測シーズンを迎えるカノープスを見る・撮るためのガイドを紹介します。 ■【3月24日金星食、4月20日金環皆既日食情報】 中西アキオ、編集部 3月24日に金星食が見られます。暗い空で見られる金星食としては、 2012年8月14日以来11年ぶり。今回は九州南部と南西諸島で起こります。 この金星食の詳しい情報を紹介します。また、天文ガイドで企画中の観測ツアー (講師:中西アキオ氏)についても紹介します。 さらに、4月20日にはオーストラリアや東ティモールで金環皆既日食が起こります。 天文ガイドでは、この日食を観測するためのツアーを企画しました。 現地での観測情報と観測ツアーについて紹介します。 ■【ZWO AM】5赤道儀レビュー】 沼澤茂美 惑星撮影用のCMOSカメラで知られるZWO社。 同社からリーズナブルな価格で登場したAM5赤道儀は、 波動歯車装置を搭載し、スマートWi-Fiコントローラーと組み合わせることで、 簡単かつ確実に快適な天体撮影環境を実現します。 話題の赤道儀の多様な機能と使い方を紹介します。 ■【ふたご座流星群2022速報】 長田和弘 2022年のふたご座流星群は活発な活動を見せ、明るい火球も多く出現しました。 各地の観測報告から今回の観測結果をまとめ、速報で紹介します。 また、編集部に届いた流星群をとらえた画像も紹介します。 ■【はやぶさ2拡張ミッションのフライバイ天体による恒星食 観測協力者募集】 平林正稔,吉田二美 小惑星リュウグウのサンプルを地球に送り届けた「はやぶさ2」。その後、 「はやぶさ2」は2031年までの「拡張ミッション」としてさまざまな観測を予定しています。 拡張ミッションの行程で「小惑星2001CC21」のフライバイを行いますが、 2001CC21は2023年1月~3月に7回の恒星食が起こります。 現在、JAXAでは2001CC21のさまざまな観測を進めていますが、 その一つとしてこの恒星食の観測協力を広く呼びかけています。 本稿では、この恒星食の情報と、観測協力の参加方法を紹介します。 1,100円 天文ガイド2023年1月号 天文ガイド編集部 ■【特別付録】 1月特大号付録は「2023年アストロカレンダー」。 12ヵ月の星空風景と天文現象を掲載。観測計画に役立つミニカレンダーです。 ■【特集:2023年注目の天文現象】 沼澤茂美、脇屋奈々代 2023年に要注目の天文現象をダイジェストで紹介します。 2023年に前半に見られる金星と木星の接近や金星食、18年ぶりに夜間で見られるアンタレス食、 好条件のペルセウス座流星群とふたご流星群、部分日食、部分月食など、 2023年の見逃せない天文現象をまとめてチェック! ■【全天周映像で見る古天球儀の世界】 齋藤正晴 17世紀に製作された古天球儀を高精細画像でとらえ、 プラネタリウムの全天周ドームで投影した多摩六都科学館の試みを紹介。 古天球儀の画像とデジタルプラネタリウムの星を重ねると、 驚くべき正確さで描かれていることもわかりました。 1月18日に同館で上映されるプログラム「古天球儀の世界」を いち早く誌面でビジュアルに紹介します。 ■【各地でとらえた11月8日の皆既月食】 11月8日の皆既月食は月食の全経過を見ることができ、 見やすい時間帯&高度で起こる好条件の月食でした。 当日は天候に恵まれて、多くの人が月食の月を見上げ、大きな話題となりました。 天文ガイド編集部に多数届いた皆既月食と天王星食の写真を紹介します。 ■【小惑星ディディモス、小惑星ファエトンによる掩蔽観測成功】 瀧本麻須美、早水 勉 NASAの探査機「DART」は小惑星ディディモスの衛星・ディモルフォスへの衝突実験に成功。 そのディディモスは推定直径780mほどの小惑星ですが、 この10月に日本人の観測チームが掩蔽の観測に成功しました。 同じ10月に、ふたご座流星群の母天体である小惑星ファエトンによる掩蔽(恒星食)の 観測にプロ・アマの観測者からなる日本人チームが成功しました。 快挙といえる成果となった2つの観測について紹介します。 ■【2023年4月20日金環皆既日食情報】 天文ガイド編集部 2023年4月20日に起こる金環皆既日食(日本国内では部分日食)。 天文ガイドではオーストラリアのエクスマウス付近、東ティモールでの 観測ツアーを企画しています。現地での日食の様子などを紹介します。 1,100円 天文ガイド2022年12月号 天文ガイド編集部 ■【特集:火星の表面模様の観測好期 12月1日火星が地球に最接近】 /熊森照明、榎本 司、安達 誠 12月1日に地球最接近となる火星。今回は地球に8145万kmまで接近し、 視直径は最大17.2秒、-2.0等まで明るくなると予報されています。 2年2ヵ月ぶりに接近し、観測好期となる火星の観測ガイドを紹介します。 また、9月後半に火星表面のダストストームが発生しました。 その後ダストストームは終息に向かいつつありますが、 最新の撮影画像とともにその様子も紹介します。 ■【サイトロンジャパン天体写真コンテスト2022入賞作品発表】 /渡邉 晃、沼澤茂美、成澤広幸 昨年、サイトロンジャパン創立60周年を記念して開催された天体写真コンテスト。 その第2回となる「サイトロンジャパン天体写真コンテスト2022」が開催されました。 厳正な審査を経て決定した入賞作品を天文ガイド誌上で発表します。 ■【プラネタリウム誕生から100年】 /塚田 健 2023年10月21日は、近代的な光学式プラネタリウムが誕生して100年。 1923年の同日にドイツ博物館でプラネタリウム「ツァイスI」が試験公開され、 その後、全世界へとプラネタリウムは広まっていきました。 プラネタリウム100周年を記念して、 今号よりシリーズでプラネタリウムの話題を紹介していきます。 ■【米子高専科学部がタイーコイズフリンジをとらえた!】 /米子高専科学部、竹内彰継(同部顧問) 米子工業高等専門学校科学部は本誌「読者の天体写真」でもたびたび入選し、 部の活動として精力的に天体観測に取り組んでいます。 同部では2021年11月19日の月食を分光観測し、 観測結果の解析から、ターコイズフリンジのスペクトルを とらえることに成功しました。観測レポートを紹介します。 1,100円 天文ガイド2022年11月号 天文ガイド編集部 【特集】 〇好条件の月食と月食中に見られる天王星食 11月8日の皆既月食と天王星食/沼澤茂美 11月8日の宵から深夜にかけて皆既月食が見られます。 皆既の継続時間が約1時間半と長く、 半影月食を含めた月食の行程のすべてが見られる好条件の月食です。 そして、月食の最中に天王星が月に隠される「天王星食」が起こる特別な月食です。 今回の月食の詳しい予報と観測のためのガイド、注目のターコイズフリンジの見え方、 月食中の天王星食の予報を紹介します。 〇初めての皆既月食撮影/成澤広幸 好評連載中「星空撮影QUICKガイド」では、 今回初めて皆既月食を撮る人向けの撮影ガイドを紹介。 撮影地の選び方、月を大きく撮るクローズアップ撮影方法、 月食の進行に合わせた撮影などをわかりやすく紹介します。 〇半世紀ぶりの有人月着陸を目指す 「アルテミス計画」本格始動!/塚田 健 アポロンの妹である月の女神の名を冠した「アルテミス計画」は 半世紀ぶりとなる有人月着陸を目指す月探査計画です。 アルテミス1ミッションのためのロケット打ち上げから、 その後のスケジュール、目指す将来的な展望まで、 歴史的ミッション「アルテミス計画」の概要を紹介します。 〇全天周映像で見る縄文時代の星空/齋藤正晴 多摩六都科学館で「大人向けプラネタリウム」として制作された生解説番組、 「縄文時代の星空」が11月に投影されます。 約5000年前、西東京市にある同館の夜空では南十字星も見えた。 そんな、縄文時代の星空を地元の下野谷遺跡のVR映像をもとに番組で再現。 全天周映像で体験しながら、当時の星空について知ることができます。 縄文時代の星空と番組の概要を紹介します。 〇胎内星まつり2022レポート/井川俊彦 2022年もオンラインで開催された「胎内星まつり」。 今回で3回目となったリモートによるプログラムをレポートします。 メーカーによる新製品・開発製品紹介にも注目です。 1,100円 12345 TOP 電子書籍(本・小説) 天文ガイド編集部